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2019/03/02(土) 16:50〜17:40 NHKスペシャル選 大江戸 第3集「不屈の復興!!町人が闘った“大火の都”」[字]


知られざる ねらいがあった事が浮かび上がってきました。
それは 命の時間。
火事の現場では 延焼を5分遅らせる事ができれば→
炎から逃げられます。
この命の時間を確保する事を最優先に→
火除地の場所が決められていたと
分かってきたのです。
では もし 明暦の大火の時に

火除地があったら→
どうなっていたのか
検証しました。
炎は すさまじい速さで
江戸の中心部に向かい→
外濠に さしかかります。
出火から 1時間45分後→
火除地のない
左の画面では→
炎が 外濠を
やすやすと越え→
江戸の中心部に


入っていきます。
しかし 右の画面では
火除地の効果で→
まだ外濠を越えていません。
炎が外濠を越えたのは…。
30分 炎を遅らせる事ができれば→
多くの命が救えます。
更に 人口が密集する
日本橋の南は→
江戸で最も危険なエリア。
そこには 4つの火除地が防波堤のように現れます。
左の画面では
炎が勢いよく進みます。
しかし 右の画面→
命の時間を生むだけでなく→
最後の火除地で
炎が見事に止まりました。
まさしくですね…
江戸の人たちが 一丸となって取り組んだ 空前の復興事業。
江戸は これを機に拡大し
栄えていきます。
その後
何度も巨大火災が起きますが→
1万人を超す犠牲者が出る事は
ありませんでした。
江戸には 焼けた町の再建のため→
全国から物資や職人たちが集まります。
大火の度に 復興景気が起こり→
経済成長をもたらしました。
浅草や本所 深川など

復興で新たに生まれた町には→
歌舞伎や寄席といった
庶民の文化が花開きます。
明暦の大火から半世紀→
江戸は 人口100万世界一の大都市に発展。
現在の東京につながる
都市の骨格は→
この大火によって
出来上がったのです。
江戸の大火が 今の東京に
つながっていたんですよね?
そう。 江戸は まさに不死鳥ね。
火事がきっかけで今も続く文化も生まれたんだ。
例えば…。
大相撲!
そう 大相撲。
明暦の大火の犠牲者を供養するために建てられた→
両国の回向院の興行が
大相撲の起源となったの。
後々 境内には
国技館が造られるほど→
両国は
相撲の中心地だったのよ。
へえ~。
両国といえば→
両国橋。
火事が起きた時に避難できるように→
防災目的で架けられたんだ。
そして 両国橋のそばで行われていたのが…。
花火大会!

そう… 花火大会。
隅田川の花火大会など→
今 東京で行われている花火大会のルーツね。
玉屋~! 鍵屋~!
なるほどな~。 火事は 町を大きくするだけじゃなくて→
文化も生んだんですね。
うん。
えっ じゃあ
江戸っ子らしさっていうのは?
あっ それはね…。
そいつは俺が教えてやらあ。
あっ!
また マスターの癖が出た~。
感情が高ぶると…。
誰かが降りてきちゃう。
火事はな 江戸の人間の生き方も
決めたんだ。
粋で いなせな
江戸っ子の誕生だい。
あ~ 危ない 危ない!

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ikatako117

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ikatako117