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2019/03/04(月) 22:25〜23:10 プロフェッショナル 仕事の流儀▽踏み出す勇気、終わりなき革命 杜氏・高橋藤一[解][字]


蔵人が集まってきた。
発酵温度が38度に達すると行う…
水分をとばし 酸素を与えることで麹菌を活性化する。
だが ここからが 本当の勝負。

発酵温度が 40度を超えてきた。
機械の上部にたまり始めた熱を
逃がすため→
小窓を4センチ開けた。
5分後 更に3センチ。
製麹機に入れて 33時間。


1回目の麹が出来上がった。
高橋には
新たな手法にこだわるワケがあった。
かつての製麹機は 温度調整のため→
深夜 蔵人たちが重い棚を積み替えなければならなかった。
その負担を軽減しつつ→
理想の突きハゼがつくれるようになれば大きな財産になる。
1週間後。
2度目の 麹づくり。
だが 予期せぬ事態が起きた。
製麹機に入れたものの発酵温度が上がってこない。
成長に必要な水分が
やや少なかったと思われた。
製麹機に入れて 16時間。
温度の上がりは 弱い。
深夜 仕舞仕事のために
蔵人が集まってきた。
仕舞仕事をすれば 乾燥を より進める。
仕舞仕事を しない。
半世紀の酒造り人生で
初めての決断だった。
そして高橋は 麹菌と一緒に 寝た。
♪♪~
翌朝。
麹を ルーペで見る。
理想の突きハゼ麹が ほほ笑んでいた。
♪♪~(主題歌)
♪♪~
かつて櫂入れをやめ 皆を驚かせた男はまた考え始めていた。
仕舞仕事は 本当に必要なのか。

それほどまでに その酒はいい出来だった。
大吟醸の 搾りの日。
高橋の挑戦を支えてきた齋藤の姿が そこにあった。
皆で造り上げた酒を 皆で味わう。
♪♪~
一番必要なものは 私 探究心だと思う。
あともう一つあるとすれば 勇気です。踏み出す勇気。
論評は いくらでもできます。
それ踏み出して初めて世界 開けると思う。
その時は何が必要かって
やはり 勇気だと思う。
今宵も ほろ酔い気分。
その笑顔は 大吟醸だ。
2019/03/04(月) 22:25〜23:10
NHK総合1・大阪
プロフェッショナル 仕事の流儀▽踏み出す勇気、終わりなき革命 杜氏・高橋藤一[解][字]

秋田に「伝説の杜氏」がいると聞きつけ、取材を開始したのは去年夏。「酒造りを知りたければ、田んぼに来い」。杜氏・高橋藤一(73)が明かす、うまい酒の秘密。

詳細情報
番組内容
秋田に「伝説の杜氏」がいると聞きつけ、密着取材を開始したのは去年夏。「酒造りを知りたければ、田んぼに来い」。杜氏・高橋藤一(73)が見せたのは肥料をできる限り与えない米作り。秋、酒造りが始まると、その異様なまでのこだわりに圧倒された。半世紀かけて培ってきた技術の「粋」を、高橋は惜しげもなく見せた。うまい酒は、こうして生まれる。7か月の記録。
出演者
【出演】杜氏…高橋藤一,酒場詩人…吉田類,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり


ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

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