<更に 西岡さんはそこに秘密があるという>
<何を混ぜていたのかは 後ほど>
<まずはゴッホの黄色を知る前と後>
<ゴッホは 日本人のような
絵描きになりたいと→
パリから…>
<…へと引っ越した>
<その時 弟・テオへの手紙に
アルルのことを こう書いている>
<そこで描いたのが
代表作の「ひまわり」>
あれ…
この人
<ゴッホの黄色へのこだわりは→
尋常ではなかった>
<3賢人の久保田さんは…>
<ゴッホは色彩豊かな浮世絵をまねるため→
当時 開発された→
クロムイエローという新色の絵の具を好んで使った>
<その理由について 賢人は…>
それで まぁ 入れ込んじゃって…
<その黄色の魔術師には→
もう一色 欠かせない色があった>
<そう…>
<ゴッホは 浮世絵のような色合いを出そうと→
大量の白い絵の具を
黄色に混ぜていたのだという>
<その結果…>
まぁ 軽く見ても…
<賢人いわく
この「ひまわり」には→
数百種類もの黄色が
使われている>
<ゴッホが
黄色の魔術師たりえたのは→
白の力だったのだ>
<更に ゴッホは→
絵の描き方にも革命をもたらした>
<そう 絵の具を直接 キャンバスに塗りつける>
<「ひまわり」を
よ~く見てみると→
花びらの一枚一枚が
絵の具の厚塗りで表現されている>
スゴいな
<賢人の久保田さんは→
これも浮世絵の影響だという>
0.数ミリの世界なんですが→
桜の花に 微細な→
花びらの一枚一枚を凹凸で再現していたりですとか→
雲の部分ですね
ここが浮いていたりですとか→
このボコボコしたような
質感だったりとかっていうのは→
本当に これは…
<では そのスゴさを→
久保田さんが作成した
リマスターアートで体感>
この… やっぱり この黄色がね
(安田)黄色 好きなんですね全部に入ってますもんね→
タッチが大きいですもんね
(りゅうちぇる)何か 結構 凸凹してるもんね
こういう…
(一同)へぇ~
<日本に影響を受け
西洋絵画を変えたゴッホ>
<そのゴッホの「ひまわり」
実は 1枚ではなく…>
<7枚あるって知ってます?>
<しかも 日本で見られる!?>
へぇ~
<ゴッホの7枚の「ひまわり」→
その全てを見られるのが…>
<国内最大級の広さを誇る館内には…>
<…など世界的名画が あちこちに>
<その一角に…>
<そこには…>
<確かに「ひまわり」が7枚!>
<実は これらの絵→
陶器の板・陶板で原画を忠実に再現したもの>
<陶板名画とはいえ→
ゴッホの7枚の「ひまわり」がそろって見られるのは→
世界で ここだけ>
<その7枚を見ていこう>
<まず こちらは 7枚のうち→
ゴッホが最初に描いた「ひまわり」>
<続いては→
ロイヤルブルーが印象的な2枚目の「ひまわり」>
<かつて
兵庫県芦屋市にあったが→
空襲によって焼失>
<残されていた画集から復元された→
幻の「ひまわり」>
<3枚目は→
10本以上のひまわりが
描かれ→
ゴッホ自身→
大変 気に入っていたといわれている>
<4枚目は→
ロンドンの美術館が所蔵している→
背景も黄色の「ひまわり」>