タンクとつながった蛇口をひねる
と。
>>うーわっ。
>>これ、
外のタンクにどれぐらい入ってるんですか?
>>300リッターぐらいでしょ
うか。
>>300?
>>きたで。
>>うわ、ぎりぎりまで。
>>大丈夫です、大丈夫。
>>ぱんぱんですね。
>>大酒飲みの入れ方やん。>>早速、フレッシュな生原酒を
頂きます。
>>香りもいいわ。
うまいなー。
>>どう?どう?
>>飲みやすい。
日本酒特有のなんかうえーっていうのがない。
>>やまだにしき純米酒。
トキ、全部飲んだやん。
>>ちょっと1個ぐらいじゃわか
らへんな。
>>そうですね。
>>続いては、爽やかな飲み口の
大吟醸。
>>フルーティーだね。
いやぁ、
うまい。
>>この下にもろみが入ってまし
て、
これを混ぜるとこれぐらい濁りが
ある感じですね。
>>試飲でこんなに入れてくれる
んですか。
これ!
>>1杯取れるぐらいの値段や、これ。
>>試飲で。
へぇ。
>>うまい。
>>ありがとうございます。
>>よってきたね。
>>これ、信じられへんペースで
ごくごく飲んでたで。
>>やっぱり2杯で来るね。>>日本酒ぱんって来るから。
>>くるくる。
会話ほとんど聞いてなかった。
>>まだまだロケは続きますよ。
しっかりしてください!
>>あっ、ここからアーケード。
>>いや、
歴史もあるし、
おしゃれな店もあるし。
>>こんにちは。
>>藤崎マーケットと申します。>>どうも。
化粧品屋さんです、ここは。
>>なんかいろいろやってはりますね。
これはなんですか?
>>リップリップコンテスト。
>>リップリップコンテスト?
>>これはなんですか?
>>危ない、あした締め切りや。
>>あれ?
これ。
>>行事のようにずっともう、
50年間続いてるんです。
>>50年。
>>開業当時から毎年開催されて
いる、
リップリップコンテスト。
ことしも100名以上がエントリーし、お客さんの投票で、
美しい唇が選ばれます。
>>リップコンテスト、どうぞ。
よかったら。
>>よし。
>>なんでそんなトキ、
自信あるの?唇の、この。
>>俺、自信ある。
>>ほんまに?
>>俺、むちゃくちゃ柔らかい。
>>と、急きょ、
リップリップコンテストにエント
リーすることになったトキさん。
>>うわっ、
すごいことになってもうた。
うわっ。
>>どっちか言うたら、
男性的な、すごくね。
>>男性です。
>>ほお紅入れはって、ちょっと
シャドーしはったら、イメージと
してね。
>>イメージ変わる?
きょう、もう、なんか乗ってきた。
ファンデーション塗ってくれはるわ。
>>プロ魂に火がついたお母さん。
唇だけでなく、
トキさんのメークをどんどん仕上
げていきます。
>>これがメーキャップの神髄で