北方領土の元島民の皆さんへの
取材を続けている
ＨＴＢ釧路支局の
佐藤裕樹記者に話を聞きます。
佐藤さんよろしくお願いします。
今日も島民の皆さんの取材をして
話を聞いたそうですが皆さん、この問題を
どう受け止めて
いらっしゃいましたか。
≫元島民の方々は１日経った今も
残念、そして怒りの声を上げています。
このビザなし交流は今回は
通訳など記者を含めても６５人と
限られた枠で行われました。
元島民や関係者の中には
行きたくても
行けない人もいます。
そうした中
国会議員の担当委員として
丸山議員は国後島を訪れていて
元島民は
模範を示してほしかったと
話しています。
ビザなし訪問などでは
訪問した日本人が
交流を深めるために
宿泊先などで
日本人同士で飲酒をすることも
あるということなんですが
国会議員が飲酒をして騒いで
注意を受けるという事態に
関係者からはあきれたという声が
聞こえてきています。
≫佐藤さん自身は
普段から島民の皆さんに
接しているわけですが
佐藤さん自身は
この問題、どう受け止めますか？
≫今まで積み重ねてきた経緯に
水を差しかねない発言
そして行動だったと思います。
というのも、このビザなし交流は
１９９２年に始まりました。
これまで、２７年間
領土問題を解決する
環境整備のために
元島民を中心に
現地に住むロシア側と
友好関係を積み上げてきました。
そういった積み重ねてきた
経緯がある中で
丸山議員が騒動を起こしてしまい
一緒に行った訪問団からの要請で
ロシア人住民との
交流行事への参加を
自粛するという
ひと幕もありました。
一議員が
酒に酔った発言でロシア側からも反発の声が上がっています。
担当委員でもある国会議員が
国後島で
酒に酔って騒動を
起こしてしまったという事態に
ロシア側との関係を踏まえても
あまりにも軽率な
行為だったと考えられます。
≫ありがとうございました。取材を続けてください。
ビザなし交流ということの意味は
つまり、ビザを取って北方領土へ渡れば
ビザが必要になるということで
相手の国である
相手の領土であることを
認めることになってしまう。
だから、ビザなしでも
渡ろうじゃないかと
島民の皆さんの墓参とか
昔の場所に
行ってみようじゃないかという
これは、これまでずっと積み重なって
編み出されてきた
方法だったはずなんですよね。それを酒に酔ってということは
あるにせよですね、その現地で
そして島民の皆さんとの
やり取りの中で
こうした発言をしてしまった。
この責任というのは
大変、私は重いと思います。
これは昨日も申し上げました。
丸山穂高議員に関しては
日本維新の会は
除名を決めたということですが
≫貿易問題でアメリカと中国の
応酬が続いています。
アメリカは新たに
ほぼ全ての輸入品に
関税をかける方針を
発表しましたが
その影響は
市民生活にまで及びそうです。
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