アメリカ製品の象徴ともいえる
ｉＰｈｏｎｅへの風当たりが
今、中国では強まっています。
≫国民の間で
アメリカへの反発が強まる中
中国政府が、ついに
報復措置に打って出た。
来月から
およそ６兆６０００億円分の
アメリカ製品の制裁関税を
最大２５％に引き上げると
日本時間の
昨日午後９時半ごろに発表。
およそ１時間後に取引が始まった
ニューヨーク株式市場では株価が一時７００ドルも下落し
中国国内では報復措置の
効果として報じられた。
≫一方のアメリカも
攻撃の手を緩めない。
≫貿易赤字の解消を
なんとしても成し遂げたいアメリカ。
まだ制裁関税をかけていない
残りの中国製品
およそ３３兆円分に
最大２５％の
制裁関税をかける方針を打ち出し
対象のリストを公表したのだが
衣類、おもちゃから
ノート型パソコンに
スマートフォンと
アメリカ国民の生活に
欠かせない品が多く含まれ
中国で組み立てられるｉＰｈｏｎｅも対象となった。
≫ニューヨーク・ブルックリンに
あるスポーツ用品店ですが
こちらでもアメリカと中国の
貿易戦争の影響が懸念されています。
≫アメリカに輸入される靴は
半分以上が中国から。
もし、制裁関税が上乗せされれば
値上げは避けられないという。
≫仮に全ての中国製品に２５％の
制裁関税がかけられると
アメリカの４人家族で
年間およそ２５万円の
負担増になるとの試算もある。
≫米中貿易摩擦が過熱する一方です。
そもそもの発端は
去年、アメリカが
中国が知的財産権を
侵害しているとして
中国からの輸入製品に、新たに
関税をかけ始めたことでした。
まず中国から、アメリカに
入ってくる飛行機の部品などの
輸入品３４０億ドル分に対して
２５％の関税をかけます。
更に、半導体などの
１６０億ドル分にも
２５％をかけます。
これに対して中国も対抗しました。
更に、アメリカは今月上旬
食料品や革製品など２０００億ドル分の製品に対し
追加の制裁を加えます。
更に更に、中国もまた昨日の夜、砂糖や衣類などの
６００億ドル分の輸入品に対して
来月１日から最大で２５％の関税をかけると発表しました。
≫どんどん
生活に近づいていますね。
≫お互いに
かけ合っているんですが
まだこれでは終わりません。
アメリカは日本時間の今朝です
パソコンやスマートフォンなどの
３０００億ドル
日本円ですと３３兆円相当の
中国製品に
最大で２５％の関税をかける
制裁を
検討していると公表しました。
仮に、これを実施すればアメリカとしては
中国から輸入する
ほぼ全ての製品に対して
追加関税を
かけることになります。
≫昨日は北京に聞きましたので
今日はアメリカに聞いてみることにします。
ニューヨーク支局の
新谷記者です。
新谷さん、今もスタジオで
説明していたんですが
制裁の関税をかける
どんどん積み上がっている
どんどん日常品に
近づいているということが
分かってきているわけですが
これはアメリカで暮らす人々
どう受け止めてるんでしょうか？
≫アメリカでは私が普段使っている
このスマートフォン