2019/07/03(水) 19:00〜19:35 NHKニュース7▽「命守るため早めの避難を」降り続く雨に厳重警戒[二][字]
ここで福岡のスタジオから
九州沖縄の皆さんに向けて大雨に
関する情報をお伝えします。
活発な前線の影響で九州南部を
中心に局地的に雨雲が発達し
記録的な大雨となっています。
あすにかけて九州南部では1時間
に80ミリの猛烈な雨が降る
おそれがあり
気象台は
場合によっては大雨特別警報を
発表する可能性もあるとしてい
ます。
午後7時半ごろ鹿児島市の映像
です。
市によりますと鹿児島市光山で崖
が崩れて流れてきた土砂に車2台
が押し流されたという情報が
消防に入ったということです。
また、プレハブ1棟も被害を
受けているということです。
けが人の情報は入っていないと
いうことで
現在、消防が現場で確認を進めて
います。
気象台によりますと梅雨前線が
停滞し
暖かく湿った空気が流れ込んで
いるため
九州南部を中心に発達した雨雲が
次々とかかっています。
鹿児島県枕崎市では午後7時まで
の1時間に36ミリの激しい雨を
観測したほか
鹿児島県の
鹿屋市吉ケ別府では
午後0時半過ぎまでの1時間に
81ミリの猛烈な雨を観測し
ました。
宮崎県のえびの高原では
先月28日の降り始めからの雨量
が1000ミリを超えています。
熊本県、宮崎県、鹿児島県では
土砂災害の危険性が非常に高まり
土砂災害警戒情報が発表されてい
ます。
また鹿児島県や宮崎県では
氾濫危険水位に達している河川も
あり
厳重な警戒が必要です。
5
段階の警戒レベルのうち
警戒レベル
4にあたる避難指示や
避難勧告も出ています。
避難指示が出ているのは鹿児島県
では鹿児島市や鹿屋市など11の市と町です。
宮崎県では3つの市で出ていて
直ちに避難するよう呼びかけてい
ます。
また、避難勧告も鹿児島県と
熊本県、宮崎県の一部に出されて
います。
梅雨前線はあすにかけて活動が
一段と活発になる見込みです。
九州南部ではあすにかけて
1時間に80ミリの猛烈な雨が
降るおそれがあり
気象台は
場合によっては大雨特別警報を
発表する可能性もあるとしてい
ます。
また、
九州北部でも、あす未明に
かけて
1時間に70ミリの非常に激しい
雨が降るおそれがあります。
あすにかけて1時間に降る雨の量
は
いずれも多いところで
鹿児島県、宮崎県で80ミリ
熊本県で70ミリ
長崎県で50ミリと予想されてい
ます。
あす夕方までの24時間に
降る雨の量は
いずれも多いところで
鹿児島県と宮崎県で300ミリ
熊本県で250ミリ
長崎県で100ミリと予想されて
います。
すでに雨量が多くなっている地域
では
土砂災害などが急に発生する
おそれがあり
気象台は土砂災害や低い土地の
浸水などに厳重に警戒するよう
呼びかけています。
大雨の影響で各地で被害が
相次いでいます。