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2019/07/16(火) 00:20〜01:10 プロフェッショナル 仕事の流儀▽腰痛治療いまだ進化せり腰痛専門医・西良浩一[解][字][再]

四国徳島に 全国屈指の腰痛の専門医がいる。
この日も たっての依頼を受け
香川の病院に赴き 手術をする。
患者は働き盛りの34歳。
小さな息子が 見送る。
患者の仕事は救急隊員。
腰痛が1年ほど前からひどくなり仕事を続けられないおそれすら出てきた。
痛みは 背骨の間の「椎間板」が
すり減って起きていた。
手術は 全国でも数人しかできない難易度。
だが この西良浩一なら 挑める。
西良が得意とするのは
内視鏡を使った手術。
直径
わずか7ミリの管に通した器具で行う。
通常の手術は
背中の筋肉を大きく切って行う。
数ミリ横には 決して傷つけてはいけない
大事な神経が走っている。
骨を削るための
ダイヤモンドでできたドリル。
少しでも神経に触れれば
下半身は麻痺する。
集中力を研ぎ澄まし
冷静に ドリルを動かし続ける。
最後に すり減った椎間板の代わりに
金属と骨を移植し 手術を終えた。
よし!
手術から3か月患者は仕事に復帰していた。
腰痛 内視鏡治療のエキスパート


西良浩一の拠点は 四国徳島にある。
朝7時半。
西良は いつもひょうひょうとした物腰。
だが 実は。
わりと 人なつっこくもある。
それで こういうふうに
修復機転で こういうふうになる。
おはよう。
徳島の西良のもとには全国から患者がやって来る。
どうぞ。
はい。
調べによれば 実に日本人の4人に1人→
2,800万人が腰痛に悩んでいるという。
腰の痛みの原因は 内臓からくるもの
心理的なものなど さまざまある。
西良はその中でも 「脊椎」からくる痛みを
治療する エキスパートだ。
この分野で 西良は高い実績を残してきた。
プロ野球 巨人でプレーした高橋由伸さん。
高橋さんは現役時代 長く
原因不明の腰痛に悩まされた。
選手生命が危ぶまれるところまで
追い詰められた。
そんな時に出会ったのが 西良だった。
西良は これまで誰もできなかった高橋さんの腰痛の原因を特定した。
高橋さん以外にも
西良は多くのアスリートを→
腰痛の苦しみから解放した。
(歓声)
なぜ西良は 診断が難しいとされる


腰痛の原因に迫ることができるのか。
あ どうぞ。
はじめまして 寺岡です。
どうぞ。
お願いします。
プロゴルファーを目指す…
去年秋から腰が痛み始め→
これまでに3つ病院を回ったが
原因が分からない。
(西良)これやね。
これ言われとったやつやろ。
前の病院では 良性の骨の腫瘍
「類骨骨腫」が疑われた。
検査では陰性だったものの
その可能性は完全には捨てきれない。
西良は 前の病院が撮った画像を見つつ
問診を続ける。
どんな時に どんな痛みが出るのかを
丹念に探る。
高度な医療機器や画像診断が
駆使される現代医療。
その最先端で闘う西良が
最も大事にするのは→
極めてシンプルな 一つのことだ。
西良は 問診から導き出した推理を語り始めた。
西良は 痛みの原因は類骨骨腫ではなく→
背骨の後ろ側に炎症が起きているためだと読んだ。
脊椎の中で
腰の部分に位置する5つの骨「腰椎」。
この腰椎を原因とする痛みは 大きく

二つのタイプに分けられると西良は言う。
一つは 前にかがんで痛いタイプ。
これは 椎間板へルニアなど椎間板という軟骨と→
その周辺に原因がある場合だ。
もう一つは 後ろに反って痛いタイプ。
これは 腰椎の
後ろの部分に原因があると考えられる。
西良は 推理が当たっているか
徹底的に検証していく。
やはり 腰椎の後ろ側に原因があるらしい。

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ikatako117

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