共存してきたんです。
最近 このネコたちを目当てに→
大勢の観光客がやって来るようになりました。
島のネコたちに
皆さん 癒やされてますね~。
でも ちょっと気になるのが…→
ネコの落とし物の フン。
島の人 手作りの
ネコの共同トイレです。
中は やわらかくて心地のいい砂。
すると 来るわ来るわ。
辺りに砂地が少ないため→
ネコたちお気に入りのスポットになったんです。
あとは 気付いた人が好きな時にお掃除。
おかげで 周辺の落とし物がずいぶん減ったそうですよ。
これだけじゃあ ありません。
今度は 島の子どもたちがあるアイデアを思いつきました。
観光客にも お掃除してもらっちゃおう!
すると 喜んで協力してくれる人たちも。
ネコも興味津々。
海外からの留学生は…。
参加してくれた人には
相島からの感謝のしるし。
小さな島で始まっている
人とネコの すてきな関係です。
2018年6月。
コガネたちは 手狭になった物置を出て外で暮らし始めました。
フウとライは生後2か月。
順調に育っています。
一方 コガネは落ち着かない様子。
子どもたちを連れて 塀の外に引っ越ししようとしているんです。
娘のフウ。 お母さんに続いて…→
慌てて戻るコガネ。
「よ~く見てるのよ。
こうやって跳ぶの。 いい?」。
お母さんについて行こうと必死のフウ。
跳べるかな?
やりました! 大成功!
コガネは まずフウを引っ越し先に連れていくことにしました。
コガネは
ここを新たな根城にするようです。
外の世界には オスネコ以外にも
子ネコを狙う敵がいます。
開けた場所では 子ネコが
襲われてしまうこともあるんです。
コガネがフウから離れます。
ライを迎えに行くようです。
しっかり者のフウ。
ケースに隠れて じっと待ちます。
一方のライ。 まだ塀を越えられません。
(鳴き声)「お母さん助けてよ~」。
「しょうがないわね」。
フウの待つ空き地に急ぎます。
引っ越しを終えたコガネ。
休む間もなく今度は港で魚を分けてもらいます。
実は この食事が引っ越しの理由。
成長した子どもたちは魚も食べるようになったんです。
港のそばなら 子どもたちに
たくさんの魚を運んでやれます。
フウが大きな魚をもらいました。
大興奮の様子です。
一方 ライは…→
まだお乳がいいようです。甘えん坊ですね。
この時期
まだ子殺しの危険があるといいます。
緊張するライ。
臨戦態勢のコガネ。
その時です。 奥から白っぽいネコ。
オスは慌てて逃げます。
物置を出てからも コガネたちの
大切な用心棒になっていたんですね。
コガネも安心です。
まるで人間の家族みたいですね。
それから2か月。
コガネと 生後4か月の息子 ライです。
相変わらず お乳をもらって
幸せそうなライ。
娘のフウも現れます。
あれ? コガネは行ってしまいました。
お乳をねだりに近づきますが…→
飲ませてもらえません。
コガネは夏の間 来る日も来る日も→
オスとメスの生き方の違いが理由かもしれません。
息子のライは やがて母親の元を離れて
オス同士の戦いに明け暮れます。
コガネは これから生きていくすべを→
次第に フウは1匹だけで過ごすことが多くなりました。
そんな中 事件が起こります。
わっ! フウを攻撃しています。
クロサビにとって
フウは将来のライバル。
それを見ていたのは コガネ。
コガネに歩み寄るフウ。
お母さんは ちゃんと フウのことも
見守ってくれていたんですね。
長かった子育てが
一段落しました。
コガネです。
体全体がふっくらとしています。
シャームは ずいぶん どっしり。