使われなくなったゴンドラを
改装して作られた。
ジャグジーや水風呂も用意されていて
絶景を楽しみながら
リラックスできるようになっている。
≫それにしても
なぜ標高1400mの場所に
ビーチなのだろうか。
背景にあるのはスキーリゾートならではの
悩みだ。
≫こちらのスキー場はパウダースノーが楽しめるとして
近年、外国人スキーヤーに
大人気。
ただ、夏のオフシーズンは
客足が遠のいていたという。
夏の観光客減少に
歯止めをかけるため
期待を込めて誕生した
ビーチリゾート。
山崎≫かつてのリゾート地
旧大洋村で
物置小屋に住み着いた
72歳男性。
どんな仕事でもいいと
この夏、就職活動を開始。
果たして、その結果は?
≫茨城県鉾田市。
かつて多くの別荘が
立ち並んでいた地域、旧大洋村。
その海岸に現れたのは
72歳のヤマさん。
≫時には海で食料を調達し
気ままな生活を送っている。
≫このかつてのリゾート地に
移り住んで4年。
取材班は、今から2年前
ヤマさんと初めて出会った。
≫以前ヤマさんが住んでいたのは
海辺の壊れかけた空き家。
無断で入り込み
更には、火をたいて調理まで。
その行為は許されるはずもなく
空き家の持ち主との話し合いの末退去することになった。
その後…。
≫物置小屋を持つ男性と知り合い
そこへ住まわせてもらうことに
なったのだ。
掃除や買い物などの雑務をして
家主からわずかなお駄賃をもらい
なんとか生活していたヤマさん。
しかし、この夏…。
≫人生このままではいけないと
一念発起。
本格的に就職活動を始めようと
決意したのだ。
≫だが、72歳にして住所不定。
大きな野望の前に壁が立ちはだかっている。
≫旧大洋村での
不安定な生活から脱却か
≫茨城県鉾田市大洋地区。
かつて大洋村と呼ばれたこの場所は、バブル期には
東洋のコートダジュールとも
うたわれた別荘地。
そこに…。
≫春から1人悠々自適な暮らしを始めたのは
67歳の土屋富吉さん。
≫ゆったりしたセカンドライフを格安で手にできるとあって
ここ数年、多くのシニアが
この地へ移住しているのだ。
だが一方で、厳しい現実も。
≫建物の多くは木造で断熱材が使用されていないなど
簡易的な造り。
長年放置された結果
廃虚と化した別荘が
点在している。
≫20年前
この家を450万円で購入。
栃木県から移住してきた
山本哲雄さん。
≫8年前の東日本大震災の影響で
建物がガタガタに。
ささやかな年金暮らしで
リフォーム費用の捻出は難しく
亡き妻との思い出だけが
山本さんと、この家をつなぎとめている。
大洋地区がある鉾田市では
近年、持ち主が手放し
朽ち果てた空き家が増加。
空き家率は、およそ2割に及ぶ。
そんな空き家に、おととし
入り込んでいたヤマさん。
現在の住まいが…。
≫こちらの建物の1階にある広さおよそ2畳の物置小屋が
現在の住まいだ。
≫家主の了解を得たうえで2年前からここで暮らしているが
この夏は、いつにも増して厄介な
ある存在が。
≫雨が多いこの夏は、周辺で
蚊が大量発生しているという。
≫決して楽ではない