新鮮と評判だ。
地元だけでなく 遠方から
わざわざ足を運ぶ客も増えた。
レストランとの境はなし。
客の目に お年寄りの様子が自然に入ってくる仕掛けだ。
更に２階には 近所の人が気軽に使える
フリースペースを設けた。
喫茶店も開業。
もはや 介護施設の一部とは思えない。
驚いたことに 加藤の施設には 塀がない。
子どもたちも遊び放題。
併設した駄菓子屋は大人気。
店長を務めるのは 認知症のお年寄りだ。
ここでは お年寄りも
世話されるだけでなく→
子どもたちの世話をする。
それが 活力をもたらす。
お昼どき レストランにやって来たのは
訪問診療や看護の人たち。
自然な形で医療と介護が連携する。
理想の形が生まれている。
介護施設は 地域を巻き込み 住民全員で
支え合う拠点でなくてはいけない。
それが 加藤の信念だ。
認知症のお年寄りと向き合い 笑顔を取り戻してきたプロフェッショナルたち。
その共通点は 人の尊厳を守り→
「その人らしさ」を見つめようとする姿勢だった。
たとえ 認知症になっても
自分が必要とされていると実感できた時→
人は 笑顔になれる。
お母さ～ん。
希望の光が そこにあった。
♪♪～（主題歌）
挑戦は続く。 次の世代のために。
多分 じいちゃん ばあちゃんが元気で 笑顔で→
長生きしてくれてることだよねって
思えたら→
そこを いつも
見続けられる人じゃないですか。
♪♪～
2019/09/03(火) 22:30〜23:20
ＮＨＫ総合１・鹿児島
プロフェッショナル 仕事の流儀▽その人らしさを見つめて 認知症ケアのプロＳＰ[解][字]
６年後、７００万人を超えるといわれる認知症。安心して暮らし続けるために何が必要なのか。ケアの最前線を切り拓いてきた３人の流儀を一挙紹介。
詳細情報
番組内容
６年後、７００万人を超えるといわれる認知症。そのケアの最前線を切り拓いてきた３人のプロフェッショナルの流儀を一挙紹介するスペシャル版。家庭的なグループホームで注目される大谷るみ子。認知症の「常識」を覆し、普通の暮らしを守り続けてきる和田行男。最期まで自宅で過ごしたいという希望を支える加藤忠相。「その人らしさ」を奪わないケアの極意を見つめる。
出演者
【出演】認知症介護…大谷るみ子，介護福祉士…和田行男，介護施設経営者…加藤忠相，【語り】橋本さとし，貫地谷しほり
ジャンル :
ドキュメンタリー／教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー／教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー／教養 – カルチャー・伝統文化