サーベルタイガーは新たな環境についていけず→
地球上から姿を消してしまったんです。
なるほど!まさに栄枯盛衰の物語ですな~。
サーベルタイガーの歴史。
タイガーだけに→
大河ドラマみたい…
なんちゃってね。
サーベルタイガーなきあとの
地上を制したのは→
ライオンをはじめとする
ビッグキャットの仲間たち。
その繁栄は現代に続くんですが…。
第2章は 生息域ナンバーワンのビッグキャット ヒョウ。
相手は なんと…→
人間!?街なかに出てきて大変なことに。
うわ~ 危ない!
♪♪~
(マヌ子ママ)
へえ~ あした お見合いなの?
はい。 僕らシャチって お見合いで
結婚するんですけど 緊張しちゃって。
あら 大丈夫よ シャチ彦
お母さんもついていくし。
叔母さんも しっかりサポートするからね。
お二人が一緒なら安心ね。
叔母さん 若いころ モテたからね。
ばあちゃんだって まだまだ現役よ。的確なアドバイスするぞい。
や~ね! 母さん ウソばっかり。
ほら お守り。
兄ちゃんもついてるぞ。
姉ちゃんも。
兄ちゃん 頑張って。
バブー。
え? みんなついてくの?
(一同)イエス!
も~ ついてこなくていいって。
恥ずかしいよ~。
しゃ~ない
ウチらも ついていきまっしょい!
やめてよ~!
サーベルタイガーの絶滅とともに生態系の頂点に立ったビッグキャット。
しかし 今
人とのあつれきが問題になっています。
ビッグキャットの中で 特に 人と
関わりが深いのが ヒョウです。
生息している範囲は
大型ネコ科動物の中で最大。
アフリカとアジアにまたがります。
生息環境も 実にさまざま。
草原のほかに
森や砂漠 雪山まで 適応力は抜群です。
ヒョウの特技は かくれんぼ。
まるで木の一部です。
昼間は こうした場所に
ひっそりと隠れているんです。
狩りをするのは 主に夜。
1頭だけで行います。
何か見つけました。
草食動物の インパラです。
低い姿勢で
気配を殺し 距離を詰めていきます。
あっという間に捕まえました!
インパラの口と鼻を塞ぎ一気にしとめます。
獲物は目立たない場所に運びます。
ほかの肉食動物に見つかって奪われないようにするためです。
子どもが寄ってきました。
子どもに獲物を与え 自分は横取りしに来る敵に目を光らせます。
あっ ハイエナが現れました。
おや? あっけなく譲ってしまいます。
強い敵に見つかったら最後。
むやみに抵抗はしません。
ヒョウは ほかの肉食動物との
あつれきを避け 共存することで→
さまざまな環境を生き抜いてきたんです。
そんなヒョウの暮らしに今 変化が起き始めています。
こちらは インドの人里。
最近 ヒョウが頻繁に現れるようになったといいます。
人間が住む場所を広げる中で
生息地を奪われていったヒョウたち。
持ち前の適応力で なんとか新しい環境を
生き抜こうとしているんです。
この日も ヒョウが人里にやって来ました。
狙いは 家畜のブタ。
無防備な家畜は 格好の獲物です。
音を立てないよう 慎重に忍び寄ります。
あっ! 子ブタを捕まえました。
すみかの森が次々と失われる中→
生き残るためには
人里で狩りをするしかないんです。
驚くことに
ヒョウが最も人前に現れるのは→
世界有数の大都市圏。
2,000万人以上が暮らすムンバイです。
でも 人や車でごった返す
こんな街に→
本当にヒョウが現れるんでしょうか?
(花火の音)
夜景の中に 真っ暗な場所があります。
実は ここは国立公園。
街のすぐ隣に