ああ そうですか。
へえ～！
扉を閉めて 実際の修行と同じ状態でタモリさんも体験してみることに。
真っ暗。
この空間の中で礒村さんも されたんです？
（礒村）はい。
そうですよね。
私の時は…。
…っていうような感じで。
暗闇の中 聞こえるのは 念仏の声だけ。
ひたすら 己と向き合います。
はい。
私の時は…
書いてたんですけども もう だんだん…
でも…
（礒村）不思議なものですけど。
そうですか。 はぁ～ フフッ。
うん。
（笑い声）
これだけ厳しい修行を
行うのには理由があります。
それは 延暦寺を開いた最澄の教え→
「一隅を照らす」という精神です。
「一人一人が輝くことで
世の中が明るくなる」という→
意味があります。
修行をすることで 自分の中の輝きを導き出せると考えたんです。
こうした修行を大切にする考え方→
実は この建物そのものにも隠されています。
このお堂ですね…
はぁ～… あ！
はい。
ふ～ん。
そうですね。
そうなんです！この２つのお堂では→
別の教えに基づいた修行が
行われているんです。
右側のお堂は 法華経の教え。
一方 左側のお堂は 念仏の教え。
（礒村）はい。
（礒村）はい。はぁ～ いやぁ…
そういうことですか。 でも これ…
比叡山が さまざまな修行を取り入れた背景には→
やはり 最澄の考え方がありました。
最澄は 現在の中国…
「一隅を照らす存在」になるため
さまざまな教えを修行に生かしたんです。
はい。
はい。
そう！ 比叡山からは さまざまな宗派が→
枝分かれしていったんです。
念仏の教えからは→
浄土宗 浄土真宗 時宗。
法華の教えからは
日蓮宗。
更に 禅の教えも学べたことで→
臨済宗 曹洞宗も生まれました。
こうして比叡山は 「母なる山」と
言われるようになったんです。
（高橋）では 続いてなんですけれども…
（高橋）では その…
比叡山から生まれた「アレ」って
一体 何でしょう？
タモリさんが向かったのは
延暦寺の境内の一つ 「横川」エリアです。
そうなんです。
何なんだ？ あとは…。
あっ！
えっ？すごい分かりやすいですよね。
へえ～！
ここまで書かれると。ここまで…。
へえ～。
へえ～。
（笑い声）
秘密です。
一体どんなおみくじなのか
引かせてもらいましょう！
（高橋）
ちょっと じゃあ お参りをしてから。はい。
じゃ 私も ちょっと一緒に。
はい。 じゃあ…
あっ 中ですか？
はい 中で。
そうですか。 はい。
これ 入っていい…。はい どうぞ。
おや？ タモリさん
何か見つけたようです。
何だろう？
おみくじの注意書き？
運試しで引いちゃいけないんですって。
はい… あの すいません一喜一憂してました。
ダメだって書いてある。
ダメなんですね。
それでは…
ああ…。
失礼いたします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
おみくじを引くのに