それを今やろうとしてるやつがいるんだね。あぁ~。
(笑い声)
ねぇ? 今 また新たに。
海が生きづらいんで。
ああ!
すごいな こんなとこまで
海の魚 来るんだな。
すごい川だね これ。
専業の漁師さんじゃなくて。そうです。 兼業の漁師の方が多いです。
います。
あっ そうですか。そうなんですか!
タモリさん いかがですか?
ちょっと いいな。
(笑い声)
カニ専門でいく。
四万十川には5つもの漁業組合があり
多くの漁師がいます。
たいまつでアユを追い込む
「火振り漁」など→
昔ながらの漁が 今も続けられています。
長い間 川とともに生きる暮らしが守られているんです。
よく…
言いませんね。聞かないですね。
ねぇ? 川の男。
そういうところも「最後の清流」と言っても過言ではないと→
思っているわけですけれども
いかがでしょうか?
そうですね…。
「最後の清流」 いいでしょう 言って。
(笑い声)
お墨付きを。
すばらしい川の幸をもたらす
清流・四万十川。
その秘密 他にもあるんです。
ヒントは 川の流れ。
更に深く考えてみましょう!
この地図を もう一度 見て頂いて。
今 この辺にいるんですか?
そうです この辺です。
そう! 四万十川が
至る所で「蛇行」しているということ。
実は これが 川の幸にとって
重要なポイントなんです。
蛇行すると水はどうなるかっていうことを
考えりゃいいんですかね。
そうですね 水… 水だけではないですね。
水だけではない。
おお! いつの間に。
(笑い声)
いつの間に どうも どうも。
はじめまして。
川がつくり出す地形について
研究しています。
実はですね…
(関口)カーブする外側が深くなって→
内側が浅くなってきます。→
この所っていうのはただ 川全体で見るとですね→
割とゆったりした
「淵」っていう環境になるわけですね。→
ぱっと見ると なんか
水深 底が見えないような所ですね。→
で このカーブとカーブの間は
割と水深が浅くて→
流れが速くなるような
そういう環境になるんですね。→
こういう場所のことを「瀬」っていいます。
瀬。この瀬とかですね 淵こういう環境があるってことが→
魚にとって すごくいい環境を
つくってるんです。
どうして いい環境かっていうのは
何か お分かりになりますでしょうか?
(関口)じゃあ この浅い瀬って
どんな可能性があるでしょうかね?
(関口)そうです。
蛇行がつくり出す「淵」は 水深が深く→
魚が休憩したり
人間や鳥から身を隠す場所になります。
一方 「瀬」は浅く
日光が川底に届き→
エサとなる藻が
よく育ちます。
こうした環境のおかげで 四万十川は→
川の幸の宝庫になったんです。
長い範囲にわたって続く汽水域。
そして 蛇行。
命を生み 運び そして育てる清流が
ここにあります。
お~ きれい。
晴れていい景色になってきたね。
いいですね~。
四万十。
川の景色を楽しむ
タモリさんの目の前に→
四万十川を代表する風景が。
初めて見るよ。
そんなにある!
(川村)あるんです。
タモリさんが見つけたのは
四万十川のシンボル…
大自然にたたずむ素朴な姿が