日本の家庭で一番食べられている魚何か知っていますか？
それはサケ！
今日の主人公です。
いや～ おいしそう！
サケについては私も詳しいですぞ。
サケが白身魚ってことも
知っとりますよ。
お～ さすがヒゲじい！
実は サケは白身の魚。
主な食べ物である オキアミなどの
色素が取り込まれて→
赤身のようになるんですよね。
うん！ どうです？ 詳しいでしょう！
では そんな
サケに詳しそうなヒゲじいに…
任せなさい！
第１問。 産卵中のサケ 実はその体の中で ある変化が起こっています。
一体 何でしょう？
え なになに？ 全然わかんない。
正解は… 心臓が止まっている。
え～っ！ ほ ほ 本当ですか～！？
続いて第２問。
産卵の時期になると メスを巡ってオスたちは大ゲンカ。
この後 負けたオスには ある変化が。
一体 何？
え～と… あはは 降参。
なんと メスに変身するんです。
はい！？ オスがメスに？
どどど どういうこと？
今回は 最新研究をもとに…
知っているようで知らない サケのひみつ全部見せますスペシャルです！
うん！ サケだけに この番組は
「避け」がた～い！
♪♪～
今日の舞台は北海道の東部。
１０月になると 本州より一足早く
山が色づき始めます。
きれいですね～！
そのころ 川をのぼってくる生きものがいます。
点々と見える黒い影。
サケです。 ４年ほど海で過ごし こうして生まれた川に戻ってきます。
目的は産卵。
オスとメス 大きく口を開け→
川底に卵を産み付けます。
力尽きたサケは やがて自然に返り川や森の養分となっていきます。
というのが 皆さんがよく知っている
サケの暮らし。
今日 まずご紹介する
知ってビックリのサケのひみつは→
川に のぼってくる前！
海の中でのサケのこと。
そんな 知られざる海の中での
サケの行動を調査しているのが→
北海道大学 宮下和士教授の
研究チームです。
近年 宮下さんたちの調査で
川にのぼる直前のサケが→
海で奇妙な行動をとっていることが
わかってきました。
え～ 深海！？
深海といえば真っ暗な中に→
こんな魚や
こんなクラゲがいて→
サケがいるところでは
なさそう。
サケは 一体 何のために
深海に潜っているんでしょうか？
もしかして 深海魚を
食べまくっているんでしょうか？
はたまた 婚活パーティーのようなものが
開催されているんでしょうか？
というわけで その理由を探るため→
宮下さんの研究室と「ダーウィンが来た！」が協力。
世界初の大調査を行うことに！
まず 沖合で川に向かっている途中のサケを捕獲。
カメラをつけて放流し サケ自身に→
深海での行動を撮影してもらう作戦です。
日の出とともに調査開始。
サケを探して知床沖へと船を走らせます。
調査ポイントに到着。 いざ！
…と思いきや→
みなさん 釣りを始めました。
さすが魚の研究室。釣りがお好きなんですねえ。
でも 早く調査したほうが
いいんじゃないですか？
なるほど。 遊びで釣りをしているわけでは
なかったんですね。
早速ヒット！
いろんな魚が釣れますが肝心のサケは なかなか釣れません。
このままでは
釣り番組になってしまいそう。
と その時！
大きな当たり！
急に！
ついに きました！ サケです。
次から次に猛ラッシュ！
釣れたサケは 弱らないよう素早くバケツに移します。
６４！
６４！オス！オス！
手際よく計測を終え