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2020/02/13(木) 13:05〜13:35 ハートネットTV・選 子どものSOSの“声”(1)「大人が聴き逃さないために」[字]


専門職との連携によって→
負担を減らす取り組みもあります。
里親のもとで暮らす子どもたちの近況連絡会。
集まっているのは 児童相談所の職員と…
児童養護施設や乳児院にいる児童養護の専門家です。
ケースワーカーは 施設や里親のもとで

暮らす子どもの支援も担っていますが→
その声をくまなく聞き取るには
限界があります。
そこで 里親支援ソーシャルワーカーが
近隣の里親家庭に訪問。
里親だけでは解決できない
子どものSOSをくみ取り→
協力して対応する体制が作られています。
ここでは週に1度 連絡会を開いています。
全国的に見ても 密な連携で→
子どもの変化に素早く対応できるようにしているのです。
このような現状に対して 政府は
児童虐待の防止対策の一つとして→
児童福祉司を
2,000人 増やすとしています。
川松さん こうした支援体制
改善していくために→
これから 何が大切になってくると
思いますか?
児童相談所 人手が足りなくて
1人が たくさんのケースを抱えていて→
一つ一つのケースに
丁寧に寄り添って支援することが→
難しい現状ですので


人が増えるっていうことは→
大歓迎なんですけれども
新しい人が たくさん入ってこられて→
その方たちを養成するっていうことが
とても大きな課題になります。
研修だけではなくて→
異動することで 経験年数が蓄積しないという課題もありますので→
できれば 異動周期を長くして→
そして バランスのよい年齢構成の職場で伝えていきながら→
採用 養成 研修をですね→
仕組みをきちんと整えていくことが必要かなっていうふうに思います。
異動の期間を変えていけば
もっとベテランも育って…。
異動周期が もっと長くなっていく必要が
あると思います。
中村さん 大分の児相では
里親支援ソーシャルワーカーと→
密に連携して 負担を軽減するという
取り組みもありましたけれども→
里親も支援活動してますけれども
どう ご覧になりましたか?
そうですね 今 私も 里親さんを支援する
という仕事をさせて頂いていますが→
国は 今後 里親家庭を もっと増やそう
というふうな動きがありまして→
そうなると やはり 支援の充実というのが
とても大事になってくると思っています。
今の大分の取り組みですと
児童養護施設という 養護の専門家が→
里親ソーシャルワーカーとして

関わるということでは→
里親さんにとっても
子どものいろんなことを→
施設の職員さんに聞けるっていうのは→
とても心強いのではないかなというふうに思いました。
そして 川松さん このほかにもですね→
地域の人たちと一緒に支援のあり方を考える→
ファミリーグループ・カンファレンス
という取り組みも→
今 一部の地域で行われていますけれども
これについては どう考えていますか?
親子に関わる さまざまな関係者
保健師さん 保育士さん→
学校の先生 民政員さんなどがですね
みんなで手を携えて共同して→
支援していくネットワークでの支援が
大変大切なんですけれども→
その中で 親子が その中に入って→
自分たちのことは自分たちで決めていくっていう→
子どもの意見も聞くっていう
取り組みとして→
ファミリーグループ・カンファレンスも→
より取り組まれるといいなっていうふうに思います。
もっと普及… これからしていくことを
期待されているということですね。
中村さん 子どもの声を聞くということを
今日 考えてきましたけれども→
これ 私たち一人一人にも
できることがあると思うんですが→
何が大切になってくるというふうに

思いますか?
そうですね 子どもたちは
地域の中で生活してますので→
必ず 誰か一人との… 大人とは
つながっていると思うんですね。
なので その大人一人一人が→
子どもたちの声を聞くという姿勢を持つのが→
大切かなというふうに思っています。
子どもたちが 今 何か困ってるんじゃないかっていうふうに思える→
見方を変えるというところで→

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