Categories: 未分類

2020/02/16(日) 23:00〜23:30 美の壺・選「食卓を彩る 銅」[字]


焼くのは1日160枚 どら焼きにして80個。
売り切れたら おしまいです。
外は こんがり 中は ふっくら。自慢の どら焼きです。
そもそも どら焼きの名前の由来は

「銅鑼」だとか。
武蔵坊弁慶が
銅鑼の上で小麦粉を焼き→
あんこを包み ふるまった
という言い伝えがあります。
望月さんの銅板は 戦後すぐ 父が


この店を始めた時に購入したもの。
使い込まれ 黒光りしています。
もう70年以上 現役です。
他のものに変えようとか 今は
ステンレスみたいのが はやってるから→
こういうのに しちゃうのが
いいのかと思ったりすることも→
ないんでもないけども それでも…
今日も80個 あしたも80個。
黒い銅板と
望月さんの二人三脚は続きます。
今日 最後のツボ…
料理家 桧山タミさん 93歳。
キッチンに ずらりと並ぶ銅の道具を
料理によって使い分けています。
少しずつ 火の通りの
悪いもんから入れてって。
煮物は 煮汁が回りやすいので
底の丸い鍋を使います。
おいしいというのは 何とも…
人によりけりでしょ。
だから なお言いにくいけど やっぱりね…
卵白を泡立てる時は 深めのボウル。
銅イオンの効果で 滑らかで
きめ細かい仕上がりになるのだとか。
使い込まれたタミさんの道具。
いつも きれいに磨かれています。
銅の道具との出会いは 女学校を卒業後→
17歳で料理研究家の草分け江上トミさんに弟子入りした時のこと。
これは 江上さんが昭和の初めに

フランスで手に入れた銅鍋です。
昭和30年代 タミさんに贈られました。
そのころ 江上先生は東京で教えてらしてよく行ったんです。
だからね あなたが よく来るからね…
やっぱ うれしかった。
「いいんですか?」って言って
もらって帰ってきて。
以来 自分でも こつこつと銅の道具を集め
気が付けば 台所の棚いっぱいに。
一つ一つを大切に使い続けてきました。
全ては おいしい料理をふるまうために。
人はね くたびれてるのも
なおすことができる。
食べてね 心が落ち着くんですよ。
あ~ おいしかったって。
タミさんの料理の心は
お弟子さんたちにも受け継がれています。
作るものというのは 技術も そうですけど
やっぱり…
料理をすることで 自分を作ってる
ということを勉強しましたね。
人から人へ 銅の鍋がつなぐ
心のぬくもりです。
あ~ おいしそうだ。
明石焼きには… ねっ 熱燗でしょ。
それより早く 味見してみてくださいよ。
おっ。
どうですか?
う~ん うまい!
ふわふわで

さすが 銅で焼いただけあります。
いいな~。
君も…。
2020/02/16(日) 23:00〜23:30
NHKEテレ1鹿児島
美の壺・選「食卓を彩る 銅」[字]

食卓を彩る銅の道具。どんな料理もおいしくする魔法の道具の奥深き世界をご案内。新潟・燕市に伝わる芸術的な銅の器は世界を魅了。半世紀以上、銅を相棒とする達人たち。

詳細情報
番組内容
どんな料理もおいしくする魔法の道具!銅の卵焼き器でふわふわに!▽フランス料理の厨房や料理研究家ムラヨシマサヨシさんのジャム作りで活躍する銅鍋▽職人が一枚の銅板から作る新潟の鎚起(ついき)銅器・炎を閉じ込めた真っ赤な銅のりんご?▽世界を魅了する赤や青の銅器▽半世紀以上、銅の調理道具を人生の相棒とする達人たち▽料理家・桧山タミさんと東京、下町のどら焼き店の主人▽お酢と塩で磨きこむ!<File:489>
出演者
【出演】草刈正雄,ムラヨシマサユキ,檜山タミ,【語り】木村多江


ジャンル :
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

Page: 1 2 3

ikatako117

Share
Published by
ikatako117