これも楽しみにしていて下さい。
内部CG。 つまり
どういうふうに 何百万年で→
できたのかというのが
見えてくるんですか?
あと どういう洞窟なのかっていうことが
見えてきます。すごいですね。
最後に ミャオティンを照らして飛ばした
ドローン映像ということで→
これ 一部なんですけれど。
ドローンを使って 撮影もしています。
徹底してますね。
そうなんですよ。
これ 早く見たいですよね。
はい 是非是非。 それでは→
「巨大地下空間 龍の巣に挑む」です。
この地には 決して行ってはならないという場所がある。
それは 地球上で最も巨大だと
考えられている洞窟。
いまだ誰も 全貌を捉えたことがない。
山の民たちは龍の巣 ミャオティンと呼ぶ。
龍の巣に 何があるのか?
龍の正体とは 一体何なのか?
私たちは その奥深くへと潜り込んだ。
だが…。
大丈夫!?
(落石の音)
行く手を阻む数々の障壁。
そして 途方もない闇。
その先には…→
これまで 誰一人として見たことのない地下の絶景が広がっていた。
中国 貴州省。
急しゅんな山が地平のかなたまで続く。
ここは 25年ほど前まで→
中国政府によって外国人の立ち入りが禁じられていた場所。
岩壁の至る所に
巨大な穴が 口を開けている。
この地にある洞窟の数は
少なくとも10万を超えるといわれる。
内部には
いくつものひつぎが置かれていた。
中に納められているのは
この地に住む者たちのなきがらだ。
洞窟は 冥界への入り口。
そう信じてきたのは少数民族のミャオ族だ。
ミャオ族は 文字を持たない。
だが決して忘れてはならないことだけは→
親から子へ 語り継がれてきた。
ウ~ ウ~ ウ~。
かつて その龍の巣に足を踏み入れた
命知らずがいる。
フランス人の探検家 ジャン・プタジ。
世界中 1,000もの穴に潜り込んできた名うての洞窟探検家だ。
プタジが探検したのは
この一帯が 外国人に開放される前。
中国政府が 地質の調査を託すため
特別に招へいしたのだ。
だが 丸一日歩き続けたものの
龍の巣は 深い闇に閉ざされ→
探検は 途中で断念せざるをえなかった。
地球の隅々まで知り尽くした人類にとって→
龍の巣は 最後に残された秘境の一つ。
私たちは プタジと手を組みその全容の解明に挑むことにした。
中国政府から 特別な許可を得るのに
2年かかった。
探検チームは 総勢29名。
500を超える洞窟の成り立ちを明かしてきた→
地質学者の浦田健作。
世界中の洞窟を写真に収めてきた後藤 聡。
そして 中国の洞窟研究の第一人者
張遠海。
一流の洞窟専門家たちが そろった。
道が 次第にわびしくなっていく。
今も外国人はおろか 中国人ですら
立ち入ることのできないエリアに入る。
川に沿って 山々の奥へと進んでいく。
見えてきた。
龍の巣だ。
この山の下に巨大な洞窟が穿たれている。
洞窟の入り口には
流れ出る激しい水を治めるため→
かつて作られたダムが残されていた。
これでも 乾季である今は水が少ない方だという。
闇の奥に住むという龍は
私たちを受け入れるだろうか。
探検の開始だ。
まずは この川を船で渡る。
じゃあ いきます。 手離しますよ。
号令 お願いします。
いいよ はい。
いきま~す。気を付けて!
1 2 1 2…。
1 2 1 2 1 2 1 2 1…
100mほど進むと
途端に 様相が変わった。
外の光が まるで届かなくなった。
ミャオ族の言う 別な世界。
その本当の入り口だ。
ハロー! ホッホ~!
船をこいで250m。