これだけ成長しました。
(木村)おっ!
でもね 見えてるかもしれません。
えっ?
はい ちょっと いきましょう。
所さん! もっと もっと大変ですよ。
13歳になった悠太君。
ちょっと 表情が大人っぽく
なったように見えませんか。
本当だ。
小学1年生から続く不登校は今も変わらない。
それでも
週2回 欠かさず通う場所が出来た。
どこに通ってんの?
おお~!
100年以上続く老舗の…
おお~!
なんと 悠太君 その将来性を買われ→
10代前半としては異例の弟子入りが認められた。
いいね~!
すごいじゃないですか!
これが ものすごく利かさんと。 これ。
これで くり~と回す。
これは教えがいがあるわ。
今は 匠の技を基礎から学んでいる。
(悠太)それは せっかくのチャンスやし。
(悠太)130時間 140時間ぐらいかかったんじゃない?
すごい! 何…?
(悠太)何回もやり直したし。→
今となっちゃ まだまだ…。
[外:B6308282489AE2D3199CC88000A25BBF]飾北斎の大胆な色使いと繊細な構図に魅了され→
版画に のめり込んだ悠太君。
この日も大好きな北斎の作品を見るため→
美術館を訪れた。
北斎の名作が並ぶ中悠太君が惹きつけられたのが…。
ああ~…。
(悠太)滝が流れ落ちてざ~って音を立てて→
水しぶきを上げてるところ。
北斎が晩年に手がけた名作…
この夏 悠太君は
この大作に挑むことにした。
(悠太)今まで はまったのは…。
それで もう 何か 私の気持ちが→
カランッと変わって。
不登校の悠太君を両親は ずっと支えている。
さらに…。
悠太君には→
何かほかの子どもにはない力が
あるのではと感じている人物が→
ほかにもいる。
(ノック)
こんにちは。
こんにちは。
久しぶり。 何か 大きくなった?
東京大学で心理学を研究している中邑教授。
おお~…! うお~ これも北斎じゃん。
(悠太)今 作ってる…。
う~ん… やっぱり 躍動感があるよね。
実は 悠太君は東京大学が中心となって進めている→
才能がある子どもを探し出して伸ばす
異才発掘プロジェクトに→
選ばれているのだ。
悠太はさ…
ここに行ったことある?
いや 行ったことないです。
だけど それだけじゃな…。
(中邑)このままいくと やばいぞ。みんな 褒めるかもしれないけど。
いかん… こんなの
カメラの前で言ってしまった。
あちゃ~…。
ほぼほぼ家にいて やってるの…ずっとゲームやっているのと→
一緒かもしれんな。→
本当に ここ行ってこい!行かないかんって。→
いや マジに言ってるんだよ 俺。
(木村)あっ 行ったんだ!見に行ったんだ!
中邑教授の言葉を守り→
悠太君 13歳にして生まれて初めて滝を見る。
うわ~ すごい!
あそこかと思ったら そこなんやな。ほんまや。
♪♪~
うわ~! すごい作業。
(合原)細かいですね。
♪♪~
集中のあまり→
机の前から 一日中 離れないことも珍しくない悠太君。
制作開始から およそ1か月。
≪出来た?出来た…。
出来た…!
≪おめでとうございます。
出来た…!
かわいい。
うん…。
果たして どんな作品が出来上がったのか?
このあと スタジオに登場。
すごいですね。責任 感じちゃってるみたいな。
ねえ!
でも…
所さん 佳乃さん というわけで→
本人に持ってきてもらいました。悠太君で~す。
気が楽になった。