(西田)そうなんです。
礎石の間をつなぐ石は
建物全体に巡らされていました。
ここまで頑丈につくった建物の中には
一体 何があったんでしょう?
(西田)そうですね。
重要なんだ。
はい。 実は…。
はい。
(西田)実はですね…
皇太子。
(西田)初めて。
初めて 時を刻むをつくる。
(西田)そうなんです。
斉明天皇の時代にここにつくられたのは…
決まった時間に鐘や太鼓を鳴らして→
飛鳥の人々に時を知らせていたと考えられています。
建物を頑丈なつくりにしたのは→
水時計という精密機器を運用する施設だったため。
ここは まさに天皇が
「時間」を支配し始めた場所なんです。
(西田)はい。
そうなんです。一番最初に 我々 習うのは…
ちなみにですね 字名に「水落」って
さっき紹介しましたが→
正直 言いまして 実は…
本当は変えちゃいけないんですよ。
地名変更なんて
行政の便利さで変えてますけども→
本当は駄目なんですよね。


やっぱり守っとかなきゃ駄目ですよね。
(西田)大切なものだと思うんですよね。
ここですね。そう。
次々と…
それは 当時の国際情勢。
この時代…
中国 唐の力が強くなる中→
朝鮮半島では
百済や高句麗が滅びるなど→
国の存亡をかけた戦いが→
日本のすぐ隣で起きていました。
そのため 国を一つにするための体制が
急がれたんです。
そんな時代だからこそつくられた
「あるもの」が飛鳥にはありました。
そのヒントもタモリさんが見ている地図に
書かれているんですが…?
今 私たちがいるのが この「水落」です。
で このすぐ近くにありますね これ。
「石神」?
(西田)はい。
石神。
はい。 石神の方角はというとあちらでございます。
石神。 何か 何かありますね?
え?何だ あれは。
ここからでも はっきり見えます。
ええ。
(西田)石の神様でしょうか?
ちょっと…。じゃあ 行きましょう 行きましょう。
近寄って頂きたいと思います。


石ですね。石。
石神。
(西田)そうなんです。
石神だ。
石神様。
(西田)
手前の これが「石人像」という名前で今は呼ばれております。
抱き合ってるようにも見えるんですが
よく見てみると…
(笑い声)
更に こちらの石造物は仏教世界の中心にそびえるとされる→
「須弥山」をモチーフにしたもの。
というのは これは仏教の中心だということを 示してるんですか?
世界の中心だという…。
はい アピールで。
実はですね この2つの石造物が
見つかった この辺り…
そうなんです。
ほ~。
(西田)実は この石造物…
どんな仕掛けかと申しますと…。えっ えっ あっ 何か出てきてる。
水?
水ですか?
(西田)はい。
はあ…。
(西田)そうなんです。
ああ~。
迎賓館に飾られた2つの石造物には→
噴水の仕組みがあったんです。
本物の石人像の口元を見てみると?

見事に丸く貫かれた穴が!
飛鳥時代に噴水をつくっていたなんて
すごいですね~。
…というとこを見せるために
あると思ってるんですけれども。
むしろですね…
あ~ その技術を見せる…。そう。
そっちが大事だったんじゃないかな
と思うんですよね。なるほど。
まあ 世界の中心にそびえる山を

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