私が 小学生のときに→
助けてくれた 男の子が
そのタイプだから。
（由梨絵）《君の名前は？》
《僕の名前は…》
≪《何やってんの？》
（紫月）じゃあ そいつと 今でも仲良くしてんのかよ？
（由梨絵）ううん。 その子
すぐに 転校しちゃったから。→
その子が たかしってことしか
知らなくって。
（紫月）んな １０年以上も前のこと
ずっと 引きずってても→
幸せになれないって。
今 目の前にいる男を 見ないと。
今 目の前にいる男を 見ても→
幸せになれるとは思わないんですけど。
（生徒）紫月。 振られてやんの。
（生徒）こいつ チャラいっしょ。
（生徒）うざっ。
（生徒）ベランダで ずっとサボテン 飼ってんだけど。→
ヨシミちゃんって
名前なんだけど。 水 あげに…。
[外:6D5AA3FF99A144BD5138562787F58590]（通知音）
（生徒）ヨシミちゃん いないの。
（生徒）家出？
（生徒）ちょっと 家の周り 朝→
ちょっと 捜して…。
（母）「前の学校の ママ友が言ってたんだけど→
あんたの 初恋の男の子
同じ高校に いるらしいわよ」
ねえ。 紫月。
（紫月）うん？ 何？
（由梨絵）同じ学年に
たかしって名前の人 いる？
真面目で おとこ気のある
たかし。
えっ？
（生徒）あっ。 ４組にショウジ タカシってやつ いたよね？
（生徒）ああ。 そういやね。
（由梨絵）今すぐ 教えて。（紫月）俺 まだ 弁当→
食ってんだけど。
（由梨絵）いいから 早く。
（紫月）あいつが
ショウジ タカシだよ。
あの人が。
（紫月）おい。
（由梨絵）あのう。
（タカシ）はい。
あのう。 私のこと
覚えてませんか？→
１０年前に 泣いてる私のこと
助けてくれましたよね？
（タカシ）えっ？
いや…。 誰？
（紫月）急に ごめんな。
おい。 由梨絵 行くぞ。
（紫月）んな １０年も前のことなんか誰も 覚えてねえって。
（由梨絵）そっか。（紫月）だからさ→
今 目の前にいる男を 見ないと。
（由梨絵）私 こっちだから。（紫月）おう。
気を付けて 帰れよ。
♪♪～
（生徒）ちょっと いい？
（由梨絵）何？
（生徒）あんた 転校生のくせに
生意気だよね。
えっ？
何で あんたが紫月君と 仲良くしてんの？
別に 特別 仲良くな…。
（生徒）ちょっと。 やだ。
（生徒）ちょっと。 やめてよ。
かわいそうでしょ。
（生徒）いい気味。
≪大丈夫？
たかし君？
大丈夫か？
紫月。
（紫月）何してんの？
そのう…。
由梨絵ちゃんと一緒に 遊んで…。
こいつが 泣くほど
楽しかったってこと？
俺の好きな女 泣かしといて
遊んでるとか 全然 笑えねえよ。
♪♪～
（紫月）俺のせいでこんなことに なったのに→
すげえ 言いにくいんだけどさ…。
俺が守るって 約束したじゃん。１０年前に。
えっ？
［『スカッと ジャパン』では→
皆さまからの 投稿を
お待ちしております］
［そして
『スカッと ジャパン』は…］
（猿之助）現在 上演中
ことし 最後の 大歌舞伎。→
十二月 大歌舞伎に
出演しております。 私は第三部。→
久々に 勘九郎さんとの