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2020/12/13(日) 00:30〜00:55 福島をずっと見ているTV・選(36)故郷に戻ったけれど…南相馬市老老介護の日々[字]


寝たきりになって 飲み込む動作もうまくいかなくなりました。
(マサ子)「ごくん」って…

(マサ子)頑張って!
(マサ子)お~ いい日だ いい日だ。
数少ない楽しみは庭で野菜を作る事。
みえこさ~ん!
ん?カメラマン!
(2人)アハハハハ!
隣に住む友達と茂さんの事を よく話します。
庭にいる間も マサ子さんは→
茂さんの様子を気にかけていました。
茂さんも また
庭にいるマサ子さんの事が→
気になる様子です。
(医師)こんにちは 北原さん。
(マサ子)
今日はな おしっこ出ないの。
市立病院では 震災のあと
訪問診療に力を入れています。
(茂)はいよ。


主治医は茂さんだけでなく→
マサ子さんの体調も
心配していました。
はいはい。
どうもありがとうございます。
はい。
どうもありがとうございます。
自分の歯 取るんだよ。
「あ~ん」て。→
なっ。
口は ここだよ。口は ここ ここ。
自分の歯 困るんだな。
うるさいよなぁ。
(マサ子)終わったよ。
ご苦労さまでした。終わりな。
このあと マサ子さんは
夜中にも起きて→
おむつ交換をするのが日課です。
「じいちゃん おれ 寝たらどうすんの?」って言ったら…。
ハッハッハッハ…。
これだけは。
(箭内)そうですね。
うん。
でも やっぱり…
(スタッフ)ありがとうございました。
(一同)ありがとうございました。
この町の介護環境が すぐに良くなる見通しはありません。
うん。
もし震災がなければ 寝たきりにならなかったかもしれない。
もし原発事故がなければ→

ヘルパーに もう少し来てもらえていたかもしれない。
たくさんの 「もし」を抱えながら→
老老介護の日々は続きます。
2020/12/13(日) 00:30〜00:55
NHKEテレ1東京
福島をずっと見ているTV・選(36)故郷に戻ったけれど…南相馬市老老介護の日々[字]

クリエイティブディレクター箭内道彦さんと合原アナが訪れたのは福島県南相馬市。若い世代が避難したままで介護士不足が深刻となるこの町で、老老介護の実態を見つめます。

詳細情報
番組内容
福島第一原発事故の後、南相馬市では避難していた人のうち65歳以上の高齢者は9割が戻ってきましたが65歳未満は6割に留まりました。ここでは高齢者が高齢者の介護をする“老老介護”が深刻な問題となっています。今回は夫の介護に奔走する2組の夫婦に密着。見えてきたのはヘルパー不足で奥さんの負担がとても大きい過酷な状況でした。「それでも故郷で生きる」と決めた人々の思いは?2014年5月4日放送回のアンコール。
出演者
【司会】箭内道彦,合原明子,【語り】相沢舞


ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

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ikatako117