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2020/12/16(水) 16:35〜16:50 【連続テレビ小説】純情きらり(132)「さよならを越えて」[解][字]

♪♪~(テーマ曲)
♪♪~
(桜子)冬吾さん!(冬吾)なすて 戻ってきた!?
俺の事なんか どうでもいい!
私は 冬吾さんに死なれたくない!
ほいだって 冬吾さんは…。
冬吾さんは笛姉ちゃんの大事な人だから!
私の命に代えたっていい!
(焼夷弾の音)
♪♪~
亨ちゃんのとこに行こう。
ああ。
♪♪~
(マサ)<空襲は 2時間 続いて
ようやく終わりました>
♪♪~
(徳治郎)おお!桜子! 無事で よかった!
おじいちゃん。
亨もか! よかった よかった!
おかげさまで 助かりました。
笛子の方は 大丈夫だ。
ラジオで言うとった。 飛行機は
あっちまでは 飛んどらん。
大丈夫だ!
よかった! 無事だったんだ。
そいだば 休むか。
今まで 私いろんな人と別れてきた。
好きになった人…。
一番 大事な人と 別れていく…。
私の人生は そういうふうに


なっとるんだね。
ほいでも 構わん。
私の心の中に 大事な人はみんな ちゃんと生きとる。
♪♪~(ピアノ)
さよなら。
♪♪~
(笛子)冬吾! 亨! 桜子!
お姉ちゃん お帰り!
ああ! 亨!
(冬吾)お帰り!
よかった! よかった!
お姉ちゃん 顔 真っ黒だよ。
ほりゃ もう 気が気じゃないからずっと 走ってきたんだ!
川向こうは
焼け野原になっとるし…。
ほいでも みんな
ホント 無事でよかった!
桜ちゃん ありがとうね!
ううん。
ほれ!
(笛子)津軽のうちへ帰る? どうして?
あなた あんなに
実家を 嫌っとったじゃん?
勘当同然で
飛び出してきたとこでしょう?
あそこには
食い物があるはんで。→
帰ってくれば
飯くらいは 出してくれるべさ。
加寿子や亨に


食わしてやりてえんだ。
笛子
お前にも 楽させてやれる。
私は 働くのは
ちっとも苦じゃないよ。
そうは言っても 働きづめで
疲れが たまってるべ。
それで… いつまで おるの?
居心地さえよければいつまででも いていいんだ。
お前や 子ども達を→
一度は 親戚に見せねばなとも思ってたしな。
桜ちゃん。
豊根村の教員の口は 断っておけ。
桜ちゃんは
このうちにいた方がいい。
お父さんと お母さんの
思い出があって→
ピアノのある場所にいた方がな。
冬吾さんそのために 津軽に行くの?
俺の方が苦しぐなっつまったんだ。
桜ちゃんと いるとな。
♪♪~
あと一つだけ 頼まれてけねが?
何?
♪♪~
<数日後 冬吾一家は 桜子と別れ
津軽へと 旅立ちました>
ほいじゃ お姉ちゃん 元気で。
あんた一人で 本当に大丈夫かん?
大丈夫だよ。 危ないのは

どこにおったって 一緒だもん。
行ってらっしゃい。
ほいじゃ。 冬吾さん。
ああ。
へば行くが? 笛子。うん。
ほれ お父ちゃんの席 空けれ。
(加寿子)私 お父ちゃんのお膝が いいもん。
んだか。 加寿子も
お父ちゃんの膝が いいか?
どした?

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