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(合原)どうも こんにちは。
(箭内)こんにちは。
東京で会うの 初めてじゃない?
初めてです。
「福島をずっと見ているTV」。
今回の舞台は前回に引き続き 南相馬市です。
町の中心部が
東電福島第一原発から25km。
南相馬市は 原発事故が生んだ
たくさんの課題と→
今も 日々 向き合わざるをえない
町の一つです。
市役所の除染対策課。
もちろん震災前には なかった部署です。
14人のベテラン職員が
仕事をしていますが→
中に一人だけ 今年4月に
入ったばかりの新人がいます。
働き始めて 2か月。
戸惑う事ばかりです。
学生時代と 何よりも
イメージが違ったのは 除染の事。
遅れの訳は 何でしょうか?
今日は 新米職員が見つめた除染の今。
収録では 担当として
自分が抱える葛藤を→
素直に
語ってくれました。
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南相馬市の人口は原発事故のあと→
一時は
1万人にまで減りましたが→
今では 5万人を超えるまでに
なりました。
しかし 若い世代は
まだ4割が避難したままです。
この日 光井さんは
まだ新しい作業着姿でした。
研修を兼ねて 除染の現場に
視察に行くというのです。
個人のお宅の 庭の除染が
行われていました。
表土を削り取り
真っさらな土と入れ替えます。
こうした個人宅を除染するには…
かかるお金は人件費だけではありません。
除染した土などを入れる袋の
単価は 6,150円。
QRコードで管理され→
どこの土を入れたものか分かるようになっています。
このお宅の庭の除染には→
画面で確認できるだけでも11袋が使われていました。
これだけ お金と時間をかけても…
大変だっていう感じ?あの時の。
ほんとに いつ終わるんだろう
というような。
さっき 一つ一つ
お金が出てましたけどもね。
ちょうど これがあるから…
はい 1万6,000円程度ですね。
(光井)
単純な 作業員の日当で。
(箭内)一 十 百 千 万…。
(光井)1日ですか?
(箭内)
あ~ すごい事になってる。→
一 十 百 千 万 十万 百万 千万
一億 十億…。
(光井)完全に放射線がなくなる
というものでは…。
行政に就職をしてね
市役所に入って→
やっぱり 僕 見てても…
結構 現実の問題として…
(合原)そんなに ずれるんですか?
そこは やっぱり 行政の体制というと ちょっとあれですが…
もとは田んぼだった
この仮置き場。
こちらは 市が秋をめどに
仮置きを始めたいと考えている→
予定地の一つ。
かつては ゴルフ場など→
市民のスポーツ保養施設として
使われていました。
予定地の近くに住む人たちの
気持ちは 複雑です。
この予定地についての→
何度目かの住民説明会が行われる事になりました。
光井さんも参加します。
以前 職員になって初めて出た説明会では→
かなり厳しい意見も
ぶつけられたといいます。
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この日の説明会。
それまで
強く反対していた人たちは→
欠席していたという事です。
(箭内)あれ やっぱり 僕 聞いてて印象的だったんですけど。
そういう事で 結構