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2020/12/20(日) 05:15〜05:45 桂文珍の演芸図鑑 選「六平直政 三遊亭わん丈 神田伯山」[字]

身近にできることから始めてみませんか?
おはようございます。 「演芸図鑑」
案内役の桂 文珍でございます。
ええ~ 最近は プラスチックゴミを
減らそうっていうんでね→
スーパーなんか行きましても レジ袋
有料になったりなんかいたしまして→
自分で袋を持っていったりなんか
するんですが→
あの
袋を うっかり忘れたんでしょうかね→
ネギを持って歩いてらっしゃる
おとうさんとかですね→
いらっしゃいますね。 この間
子どもさんにタマネギ持たしてね→
お母さん ニンジン持ってはってね。
「ああ この家は今日は こんなお料理かなあ。→
あっ カレーでも作りはんのかなあ」。
お父さん 手ぶらなんです。
「お父さんは何も持たないんですか?」
って言うたら→
お父さんが バッとポケットからね→
福神漬 出しましてね。面白すぎますわ ほんまにね。
はい。 さて 今日の出演者でございます。
三遊亭わん丈さん。そして 神田伯山さん。
はい 正々堂々ですよ。
こんな格好して来ますよ。
♪♪~
♪♪~(出囃子)
♪♪~(出囃子)


(拍手)
ええ~ 落語というのは
落語家が1人おりましたら→
いつどんなところでもできるという
利点がございます。
その昔 老人ホームの方で
落語をやらせて頂いた時は→
この高座がですね
介護用ベッドなんですね。
で そこに
高さがないといけないというので→
マットレスが7枚
こう 重ねられておりまして→
ええ ただ 私が これ乗ってしまいますと
マットレス フカフカですから→
こうなるんですね。
私 いなくなっちゃう。
そしたら
2列目以降のお客様が見られない。
さあどうすんのかと思ったら
係の方が リモコンでピッとやると→
ベッドが そのまんま
ウイ~ンって上がっていくというような→
あるものでなんとかしようという。
ええ~ 兄貴分のうちにみんなで若者が集まりまして→
さあ なんとかお酒を飲もう。
ただ みんなお金がなかったりする。
「ちょっと待って待って待って待って。
お前もねえ。 お前もねえ?→
ちょっと待って。


お前どうなんだ お前の懐は」。
「え… お… 俺? 俺の懐はね→
あの~ 夜明けのNHK西口玄関です」。
「何だ 夜明けのNHK西口玄関って」。
「いや 何とな~くさみしい」。「うまいこと言えっつってんじゃ→
ないんだよ。 持ってないんでしょ?
端っこ。 その隣 お前はどうだ?」。
「では 私は
夜明けのNHK正面玄関」。
「何だ 正面玄関は」。
「もっとさみしい」。「不思議な建物なんだよ あれ。→
正面の方が寂しいんだよな。
持ってねえんだろ? 端っこ 端っこ。→
その隣 お前 どう?」。
「お… 俺? 俺はね あの~ ええ~→
従業員のいない保育園だね」。
「何だ 従業員のいない保育園って」。
「ほぼゼロっていう…」。
「うまいな お前 え?持ってねえんだろ? 端っこ 端っこ。→
そっち お前はどうだ?」。
「では 私は→
女性に貢いでもらっている高齢者と解く」。
「謎かけやってんじゃねえ この野郎。何? お前とかけて→
女性に貢いでもらっている高齢者と解く?
うん その心は?」。
「ひもじい」。
「うまいな お前。 それで稼いでこいよ。→
持ってねえんだろ? 端っこ。 その隣は
お前 なに腕組みして考え込んでんだよ」。
「いい答えが思いつかねえ」。

「大喜利やってんじゃねえ この野郎。→
みんなないの?」。
「兄貴 どうすんだよ これ。→
みんなないんだってさ。
兄貴どうなんだよ」。
「え?」。
「兄貴 金持ってんの?」。
「俺は お前 江戸っ子だよ」。
「聞いてない そんなこと。金持ってんのかって」。
「お前な 江戸っ子って どういうもんだ

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