♪♪~(テーマ音楽)
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門松よし! しめ飾りよし!
よし よし。
そして… 鏡[外:52DBD05064AA20BB7A690DC00AFC79CA]も よ~し!
これで お正月の準備もバッチリ。
おや?
「マシマシ[外:52DBD05064AA20BB7A690DC00AFC79CA]」。
「オヤジの色気が増すお[外:52DBD05064AA20BB7A690DC00AFC79CA]」… ですと。
怪しいお[外:52DBD05064AA20BB7A690DC00AFC79CA]ですね。
いただきます。
え ちょちょ… や やめたほうが!
あ あ 草刈さん!
お正月に
玄関や神棚に飾る しめ飾り。
新年と共に訪れる「年神」を迎えるための
目印だと言われています。
森さんは 全国各地を訪ね歩き
しめ飾りを300点以上も収集してきました。
森さんがまとめた しめ飾りマップには→
地域によって異なるさまざまなしめ飾りが見られます。
(森)
なぜか九州にはツルの形が多いとか。→
そのツルの形も 丸形があったり
横長系があったり→
クジャクのように
羽を広げたようなのがあったりとか→
すごくいろんなバリエーションのツルが
九州にはあるんですね。
川を越えただけで違うとか
山を越えただけで違うとか。
だから 今でいう行政区分とは また違う
しめ飾りの分布っていうのがあるのが→
すごく面白いなと思います。
長野県上田市で見られるのはお椀形。
お椀の中に みかんや お[外:52DBD05064AA20BB7A690DC00AFC79CA] おせちなど
神への供物を入れ 飾ります。
宮城県気仙沼市のしめ飾り
「ホシノタマ」。
宝珠の形をしていますが 実は
もう一つ 意味があります。
気仙沼で「ホシ」とは
魚の心臓のこと。
豊漁への願いも
込められているのです。
こちらは何だと思いますか?
実は メガネ。
メガネの形は「先を見通す」
という意味。
中国地方に
多く見られます。
本来 しめ飾りは 決まった形などなく
自由なものだったと森さんは言います。
(森)その土地とか
その家のお父さんたち→
もしくは 家のどなたかが
「来年 どうなったらいいな」→
「年神様 どうしたら来てくれるかな」
っていうことを→
自分で考えて そのためには
どんなしめ飾りがいいかな→
っていうことで
生まれてきたと思うので。→
だからこそ
こんなにバリエーションがあって→
人の数だけ しめ飾りってあるなって
実感させられます。
人それぞれの神への願いを
形に込めた しめ飾り。
今日 最初の壺は ご縁を「神と結ぶ」。
広大な庄内平野は 日本有数の米どころとして知られています。
明治に作られた巨大な米蔵は
今も現役。
その脇にある 三居稲荷神社に
飾られているのは→
豊作祈願の俵形。
商売繁盛から五穀豊穣 全て生成発展する御祈願の神様でございますけれども。→
特にここの三居稲荷神社は 後ろに米蔵も
ありますし ピッタリかもしれないですね。
しめ飾りを作り続けて40年。
齋藤さんが作る中でも 最も美しいと評判の しめ飾りがあります。
それが こちら。
左右対称で均斉の取れた俵形。
ふっくらとした中央部分は福々しく。
わら一本一本がまるでクシでといたような→
美しい線を描いています。
青から 黄金色へと移り変わる絶妙なグラデーション。
材料からして こだわり抜いた
稲わらを使うのだそうです。
なんと齋藤さん しめ飾り専用の
田んぼを作っていました。
早刈りした わらは
エメラルド色に美しく輝きます。
さらに 手刈りにすることで→
わらの中心部がふっくらと保たれるのだとか。
まずデザインの要 わらの節を
一本一本そろえ 糸でくくります。
流れるような曲線。
どこでわらを結ぶと美しいか研究を重ねました。
わらの太さやヨリが