Categories: 未分類

2020/12/22(火) 16:20〜16:35 【連続テレビ小説】純情きらり(139)「あなたがここにいる限り」[解][字]


先生やってるのが→
そんなに いいかねえ?

私… 教師を続けられそうにないんです。
えっ?
戦争が終わって→
復員してこられる先生方が
たくさん おるもんで…→
私みたいな助教は
やっぱり 立場が弱くて…。
何? じゃ それなら
あんたを縛るものは→
もう 何にもない訳だ!
よし! よし じゃあ とりあえずは今度の演奏会だな!
頑張るぞ~!
はい。
(秋山)はい はい! よ~し!
わざわざ お訪ね下さいましてありがとうございます…。
息子も 喜んでおりますでしょう!
♪♪~
私だけが… おめおめと


生き残ってしまいました。
申し訳ありません。
♪♪~
(泣き声)
♪♪~
(ヒロ)どうぞ。 本物のコーヒー。
秋山さんが 進駐軍に分けてもらったんだって。
ありがとうございます。
はい。 つらいね 桜子ちゃんも。
あんなに 一生懸命
子どもに教えてきたのに。→
戦争が終わっても→
いい事ばっかりじゃないって事かな。
ほいでも 達彦さんが
帰ってきてくれた。
それでいい。
私は… ほかに 何にも要らない。
達彦君も 一度くらい
顔 出してくれたらいいのにな。
やっぱり 来てないですか?
(ヒロ)うん。
音楽を避けとるのかも。
音楽を?
ここには 音楽もあるし
いい思い出も あるでしょ。
昔あった いいものや楽しいものに
触れるのが きついようで。
そういう事も あるのかもな…。
達彦君が元気になるまでは→
心配で 桜子ちゃんも

岡崎を離れられないのかな?
いい?
ああ…。
ご遺族に 会いに行ってきたの?
みんな 喜んでくれるんだよ。
「息子の最期を
よく伝えに来てくれた…。→
ありがとう」って。
年老いた親御さんに目の前で泣かれると つらくなる。
「あなたには 未来がある。
弟には ない」。
若山のお姉さんに言われた事を
思い出すんだ。
生きてる事が申し訳なくてな…。
ねえ。 きれいな夕空だと思わん?
♪♪~
うん…。祠は 焼けちゃったけど→
あの空の色は 戦争の前と後で
少しも変わっとらん。
♪♪~
私は 達彦さんが生きて帰ってきてくれてよかった。
♪♪~
みんなも そう思っとる。
野木山さん 仙吉さん
それから ヒロさんも。
♪♪~
ヒロさんの店で コーヒー飲んでゆっくり 懐かしい音楽を聴いて→
久しぶりに そんな事も
してみたら いいじゃん。
あの店で ピアノも レコードも

達彦さんの事 待っとるよ。
昔と 同じように。
♪♪~
♪♪~(ピアノ)
<桜子は 学校を辞めなければならないという→
現実とも 向き合っていました>
回想 ♪♪~(ピアノ「春の小川」)
(ドアが開く音)
(杏子)これから また練習?うん。
お茶でも どう?
ありがとう。
杏姉ちゃん。
私… 学校を辞めな ならん。学校を?
「戦争から帰ってきて
復員される先生方がおるで→
来年度は 辞めてほしい」って
言われた。
ほんな事 言われたのかん。
ほいでも しかたないよね。
だから 私 今度の

Page: 1 2 3

ikatako117

Share
Published by
ikatako117