♪♪~(テーマ曲)
♪♪~
♪♪~(ジャズ)
(マサ)<桜子は 秋山に頼まれて→
進駐軍のクラブでピアノを演奏する事になりました>
♪♪~
<ジャズピアニストとしての初舞台の日→
達彦が 会場に 姿を現しました>
♪♪~
(拍手と歓声)
(秋山)「セントルイス・ブルース」いくぞ。(桜子)はい。
♪♪~(「セントルイス・ブルース」)
♪♪~
回想
(達彦)おふくろを…おふくろを頼む!分かった。
ピアノを忘れるな!
音楽を 忘れるな!
分かった!
♪♪~
私は 達彦さんの味方だで。
ずっとね。
♪♪~
♪♪~(ジャズ)
(拍手と歓声)
(英語)
(拍手と歓声)
(英語)
ヘイ ヘイ!
(英語)(秋山)OK OK!
桜ちゃん 桜ちゃん!
何か ひと言。
ひと言?
私は…。
私の婚約者は
戦争に行っていました。
(秋山の通訳の声)
出征して 6年が過ぎ→
もう二度と
会えないと思った日も ありました。
でも 彼は 帰ってきました。
(秋山の通訳の声)
皆さんのふるさとにも きっと
帰りを待つ人が いると思います。
♪♪~
戦争が終わって本当によかった。
♪♪~
この曲を 皆さんと 皆さんの帰りを待つ 全ての人に贈ります。
「埴生の宿」を。
(秋山)Gentlemen「Home sweet home」。
♪♪~(ジャズ調の「埴生の宿」)
♪♪~(英語での合唱)
♪♪~
(歓声)
ハハハ! お疲れさま!
お疲れさまです。
桜ちゃん あんた やっぱり
東京 行った方が いいよ。→
このままじゃ もったいないよ!
でも…。
あんた 本当に いい腕してる。
今日 改めて そう思ったんだ。
だから もう一回… もう一回だけ
本当に 考え直してくれないか!?
あんたの才能をよ
埋もれさせたくないんだよ!
いい答え 待ってる!
(高橋)おう! よかったよ!今日の あんたのピアノ。
中で お偉いさん達が
ごちそうしてくれるそうだ。
あんたも来るだろう?
でも 私…。
先 行ってるぞ。
(ヒロ)桜子ちゃん。ああ ヒロさん。
ねえ 達彦さんは?
帰った。
随分 引き止めたんだけど
「会わずに帰る」って。
どうして?
「桜子ちゃんに会ったら→
こう伝えてほしい」って…。
「東京へ行け」。
♪♪~
さあ どうする!?
♪♪~
そうするよな…。
あっ ごめんなさい!
♪♪~
達彦さん!
♪♪~
よかった。
追いついてよかった!
東京に行けよ。 有森。
お前 昔から ピアノが大好きでジャズが 大好きで→
でも 今まで その思いを
遂げられなかったんだもんな。
家族のために ピアノを諦めて→
俺の おらん間は店に 縛られて…。
おふくろや 俺に
そこまでしてくれた お前に→
何が返せるんだろうかって