タテ町型とは城主の権威を示すための町づくりです。
ところが 光秀のやり方は…。
この絵図を見ていただくとお城が ちょうどここにありますよね。
で その南側の所に 城下の町が
広がっていたという様子が→
よく見ていただけると思いますが…。
亀山城下のメインストリートは→
城を横に走る
こちらの道。
そう ヨコ町型の城下町です。
この道は 古くから 丹波と京都を結ぶ→
物流の大動脈でした。
光秀は その道を生かした経済優先の城下町を造ったのです。
戦いの時代に
町の発展を意識していた光秀。
まさに 時代を先取りしていた男でした。
でも かっこいいですね。自分を偉く見せるんじゃなくて→
民衆のことを考えるという。
だから それこそが やっぱり…
丹波と京都を結ぶ
物流の町として大成長した亀岡。
実は 町をよく見ると 今もその名残が…。
さあ 翼君 どうですか。ちょっと この雰囲気を見て→
何となく 違和感というか
特徴 気付くことないですか?
皆さん 分かります?
そういうことです。やった~!そういうことですよね。
向かって左の平たい屋根が 平入町家。
京都に多いスタイル。
一方
三角形の屋根をしているのが 妻入町家。
丹波に多い建物です。
なるほど~。 それ 面白いですよね。
そうですね。
光秀の町づくりへの思いを今に伝える→
亀岡の風景でした。
亀岡を後にして向かったのは→
京都北部にある 福知山市です。
一説には 福知山の名付け親は光秀ともいわれています。
光秀が築いた 福知山城の天守。
建物は昭和の時代に復元されたものですが…。
石垣の多くは 光秀が築いた当時のまま。
ここに 戦国のリアルが。
まず この石垣を見てほしいんですよ。
パッと見て 何か分かるとこ ありますか?
あの~ 石だけじゃなく
この… 何て言うんでしょう。
これ 何でしょう?
瓦… 瓦ではなく…。
何か 普通の石垣の石だけではない
感じなんですけども→
これは 転用石といってて→
ほかに使ってた石とかをそのまま転用して使ってると。
ああ~。
だからこういう自然の石だけじゃなくて→
実際に使ってた…。 ひょっとしたら
お墓の石とかも。そうですね。
何か 結構 見てくと
そういう石が 結構…。
結構 多いですね。
ありますね。
光秀が城を築いたのは
戦国時代の真っただ中。
悠長に城造りをする時間はありません。
そこで 光秀は 城下にあったあらゆる石を 石垣に転用したのです。
「麒麟がくる」を見てると 光秀さんって
優しい 賢いっていうイメージですけど→
とにかく 優しいだけではなくて
この石垣から見たら→
「造るぞ!」っていう この目的のためには
本当に そんな細かいこと→
言うてられへんっていうので 強引に
こういう転用して使うっていうね…。
なるほど。
確かに そうですね。
何か 優しそうな一面もあれば
そういった 力強い 何か…。
そうなんですよね。
優しさだけでは生きていけない。
石垣が教えてくれる
戦国武将 明智光秀の新たな一面です。
ちなみに 福知山城には こんなものも。
ちょっと変わった自動販売機です。
自販機が何か面白いことがあるんですか?
じゃあ まず 100円からいきま~す。
しゃべるんです。
まだ 今 100円しか入ってないでしょ。
足りてないけど
何か買おうとしてください。
(笑い声)
「信長~!!」。もう一回 押してみていいですか?
何回 呼ばすねん。
何回 呼ばすねん。
足りてないと 「信長~!!」言うんですよ。
ほかにも こんなセリフが…。
何でもいいですけど どうぞ。
この…。♪♪「ドッコイセ~」
福知山城を築く際
領民たちが出した かけ声だとか。
やっぱり 女子に人気高いから