(山内)いんの? いんの?ジェシー君のは買うてくるから。
ちょっと 見といてな 俺。
もう いけんねん。
ほら!
ちょっと これ 優越感あんな。
(山内)なあ!
自分ら もう 出られへんのやろ?
(山内)ホンマ 遠慮せんとき。
(濱家)どうすんだよ?
松本さん!
松本さんの 全然 買うてくるで。
(山内)何がいい?
(松本)フフフ…。
(山内)松本さん? 松本さんに
何か はまった? 俺 今。
アハハハハ! これは 呪いよ!
全員 死ぬまで 続くのよ!(山内)おかしなったやつや。
松本さんが
おかしなってもうたやん。
私 好きな人に
まだ 告白もできてないのに…。
(山内)えっ? えっ そうなん?
えっ 俺?
今ので 評価 上がった感じ?
ジェシー君!(山内)ジェシーかい!
(松本)私のこと 守って!
(山内)ジェシーなんかい!
(ジェシー)大丈夫。 大丈夫だよ 穂香。
(山内)告られたのに余裕 すごいんですけど!
俺 分かったんだよ。
何が 呪いだよ。
1人 明らかに
怪しいやつがいるだろ。
いや… ちゃうで? ホンマに…。
(山内)ホンマにメールが来てないだけやねん。
俺が やってるとかじゃなくて。
機械オタクの…。
お前だよ!
(山内)村上やった。
何で 俺なんだよ?
(山内)俺ちゃうんや。
(村上)よく考えてみろ。
俺より怪しい人 いるだろ!
(山内)ちょ… なすり付け…
だから 俺 ちゃうねん。
家が 病院の…。
ナカムラだよ!(山内)ナ… ナカムラか。
ふざけんな そんなわけねえだろ。
(山内)ナカムラは 病院の子かい!
(山内)
病院の息子さんやったんかい!
違うに決まってんだろ!
俺は サトウと親友だったんだぞ!?
ナカムラは サトウと親友だった。
(山内)それは そやねんけど。
てことは…。
(山内)いや 分かるけど その…。
ただの呪いか。
(山内)あっ 俺じゃないんや。
完全に 疑われてると思ったから。
(村上)どうすんだよ?早く いけにえ 選ばないと…。
(山内)まあまあまあ まあね。
私 いけにえは山内君がいいと思う。
急に?
松本さん? 何で?
私が
いけにえを 山内君に選ぶのに→
何か 理由がいるの?
(山内)いるやろ!
怖い 怖い 怖い 怖い! 土壇場で
こうなる女性 怖い 怖い 怖い…!
(濱家)俺も
いけにえは 山内がいいと思う。
な… 何でなん!? それ。
松本さんが いけにえを 山内に選ぶのに 何か 理由がいるのか?
(山内)いるやろ!
急に 言いだしてんねんで!?
(ジェシー)まあ 妥当な判断だな。
(山内)妥当ちゃうやん!
俺 だって
名簿に入ってないねんから。
自分でも分かってんだろ?
(山内)えっ?
胸に 手 当ててみろよ。
(山内)何が!? ちょっと待って。 何で?
何で 俺を
いけにえにする流れ なってんの?
[外:6D5AA3FF99A144BD5138562787F58590](メールの着信音)
(山内)いや ちょ…。
メール 来てんけど…
これ みんな 来てるやつと→
おんなじアドレス ちゃう?
(濱家)俺らには来てないぞ。
俺にだけ ほら おんなじ
アドレスから メール 来たで。
遅れてきてるやん 俺だけ。
ちょっと 開くね。
やっと 来たで。
「30分以内に イタリアにいないと心臓まひで死ぬ」
(ジェシー)30分…。