それに合わせて造ってきた?
そうです
(捜索隊)すごいな
(捜索隊)ああー そうなんですか
うん ふふふっ
(捜索隊)どうなってるんですか?
(浅見)はい
(捜索隊)へえー
(浅見)そうですね
(捜索隊)へえー すごい
(捜索隊)あっ そうなんですか
<つい2年前まで
水は 来ていなかったが
くるみ小屋から
600メートル離れた山に湧き出る
清水を引き込み
使えるようにしたそうだ>
<ちなみに 電気はというと…>
(捜索隊)そういうことなんだなるほど なるほど
<なんでも そろったら
ふだんの暮らしと同じ>
<ここでは 山奥ならではの
不便な生活を楽しみたいというのが
山を愛する者たちの
共通の思いらしい>
<ふだん 森林整備にあたる
ボランティアサポーターの休憩所として使われる
くるみ小屋>
<時には作業後に泊まっていったり
子どもたちを集めて
木のおもちゃ作りの体験イベントなどを
開いたりもしているそうだ>
<くるみ小屋を建てて18年>
<浅見さんが思い描いていたとおり
ここは森を愛する人たちの交流の場>
<まさしく
仲間たちのアジトとなった>
<この地で代々
林業をなりわいとしてきた
浅見家の長男として生まれた
和夫さん>
<3人姉弟の末っ子で
一人息子だった>
(捜索隊)ははっ そうですか
<浅見家の長男
大事な跡継ぎとして育てられた
和夫さんだったが…>
この写真が
もう それを伝えてますね
そう 坊ちゃんだよね
ダブルのスーツですもんね 4歳で
<生まれた時から家業を継ぐことを
宿命づけられた和夫さん>
<しかし 思春期になると
親の定めに逆らう気持ちが芽生えた>
(捜索隊)ええー?
(捜索隊)あっ そうなんですか
ああー 抑えられちゃうんだ
で[外:5D01E6804B9AAEC0C276F77306888C54]
<家族の猛反対を受け
やむなく 船乗りの夢を諦め
農業大学の付属高校に入学した
和夫さん>
<家業の林業を継ぐため
大学は 林学科に進み
部活も山岳部と
山一色の青春を送ったが…>
なるほどね
<大学卒業後に
お世話になった会社の社長との
出会いがきっかけで
林業の面白さに目覚めた和夫さん>
<2年間の研修のあと 実家に戻り
浅見家の九代目当主として
跡を継いだ>
<だが 実際に山に入って
仕事を始めると[外:5D01E6804B9AAEC0C276F77306888C54]
うーん
<このままでは日本中の山が荒れ果て
日本の林業がダメになってしまう>
<強い危機感を抱いた和夫さんは
手をこまねいていた[外:5D01E6804B9AAEC0C276F77306888C54]
<仲間を募って本格的に山の保全活動を始めた>
<組合は60歳で引退したが
今も 日本の山と林業のため
埼玉森林サポータークラブでの
活動を継続>
<くるみ小屋を拠点にして
ボランティアで集まる
サポーターの人たちと
協力しながら
周辺一帯の山の保全に
力を注いでいる>
<そんなサポーターたちの
休憩所となる
くるみ小屋の前に
もう一つ 小さな小屋がある>
(浅見)こちらに[外:5D01E6804B9AAEC0C276F77306888C54]
(捜索隊)あっ そうなんですか?
(捜索隊)じゃあ 出発点は