さまざまなジャンルがあり→
ももち君は それら全てを まとめて
「昭和ポップス」と呼んでいる。
今回 紹介するのは とある演歌。
演歌?演歌を紹介したいと思うんですよ。
それが この曲です。 どうぞ。
♪♪「こごえそうな[外:5C8022286D3BC941C12E9BBC475255DD]見つめ泣いていました」
さあ これ 聴いたことありますよね。
もちろんです。
この歌は 「津軽海峡・冬景色」
石川さゆりさんの1977年のヒット曲。
今から 43年も前になるんですよ。
そうなんですね。
これは どんなストーリーかというと
主人公の女性は 北海道出身なんですね。
で 東京に出てきます。
東京で男性と出会って恋愛するんですが失恋をしてしまいます。
その失恋の悲しさを持ち帰って→
私 北海道に帰るわっていう歌なんですよ。
そういうことなんや。
この曲のすごいと思ったところここが すごいなっていうとこを→
紹介したいと思います。 それが こちら。
皆さん 阿久 悠さんって ご存じですか?もちろん知ってます。
松井さんは 阿久 悠さん…。
分からないです。
阿久 悠さんは昭和の時代→
数多くのヒット曲を生み出した名作詞家。
例えば…。
♪♪~
♪♪「UFO」
♪♪「リンリンリリン リンリンリリンリン」
♪♪「リンリンリリン リンリリリリン」
すごい。
♪♪「町は今」
アッコさ~ん!
♪♪「眠りの中」
みんな やっぱ 口ずさめるもんな。(ももち)そうですよ。
そんな 阿久 悠さんはですね
作詞をするにあたって→
阿久 悠さんなりの哲学がございます。
それが こちら。
そんなん あるの?
はい。
阿久 悠さんが自ら定めた 「作詞家憲法」。
ももち君は それを もとに「津軽海峡・冬景色」を分析。
まず こちら ご覧下さい。
歌いだしですね。
もう皆さん 一度は聴いたことのある
有名な歌いだしでございますが→
これも よく見てみたら…
3 3 3 3 3 4っていう独特の言葉数になってるんですよ。
もう一回 じゃあ聴いてみましょう。
これ 気持ちいいですよね なんかね。
(笑い)
よかったです 3文字のあだ名で。(笑い)
3文字を つなげて
1つの意味の通る文にすること→
これ結構 難しいと思うんですが
阿久 悠さんは それを こなしていると。
しかも この歌詞 すごいのが
これだけ見ても→
東京の上野から青森駅まで移動したんだ
っていうのが 一目で分かる。
つまり これ…
確かに分かるわ。(ももち)分かりやすいですよね。
主人公の女性は東京から青森へ行ったんだ
っていうのが これを読めば分かる。
僕は これを見て こう思いました。
(笑い)
そんなん できひんやろ 普通!
なかなか おらへん。
それまでの曲は
七・五調のリズムが多かった。
しかし 阿久 悠さんは
他にも快感が得られる言葉数を探し…
…という新しいリズムを作り出したんだ!
更に この歌詞ね映画ばりのカメラワークが→
実は こらされてるんですね。
(ももち)青森駅が映し出されとるんですよ。 建物が。
そして 次…
つまり 駅の利用客にズームインしてるわけですね。
サビの部分では 「私」に
思いっきりアップいくんですよ。
「私もひとり」で 主語が「私」なんで
思いっきり どアップになります。
思いっきり
どアップになったかと思いきや最後は→
「ああ 津軽海峡 冬景色」ということで
どんどん どんどん引いていって→
津軽海峡の きれいな冬の景色が
映し出されるという。
こういう構図になってるんですよ。
なるほどね。
主人公の心模様までも ちゃんと
そして景色も全部 描いてるわけや。
そうですよね。
1つのストーリーに仕立て上げている…
一本の映画のようなものなんですね。
物語 深いな。
阿久 悠さんは