絵本で 楽しいやり取りをして下さいね。
ジョージ・フロイドさんが
白人警官に殺されてから2か月がたった。
フロイドさんの死は
私たちに何を突きつけているのか。
警官による暴力で亡くなる黒人は
毎年 アメリカ合衆国全体で200人以上。
奴隷制の時代 公民権運動の時代を経て
いまだに なくならない人種差別がある。
「Black Lives Matter」。
世界中の悲しみと怒りが噴き出している。
さあ そこで今日は 日本に住む
ブラックルーツを持つ方たちに→
集まってもらいました!
シンセキたちにね。
まず 日本に住む
アフリカンアメリカンの3人です。
よろしくお願いします。
ありがとね 今日は。
さあ まずは 大阪在住アーティストの
アリースちゃんね。
今日は着物姿ですけども。
はい。 夏やから。
あれですか 自分で買ったの?
自分で買ったよ 本町で。
本町で?
そうよ。おしゃれに着こなすやないかいな。
そして 一方 アフリカンルーツを持つ
日本人の副島 淳さん。
Black Lives Matterの運動
あなた どう感じますか?
そうですね 僕 父親が それこそ
アフリカルーツの黒人で→
母親が日本人なんですけど→
もう ずっと生まれた時から母親と祖母と3人で暮らしていたので→
黒人さんのルーツに対して
見て見ぬふりしてた自分もいたので。
正直やなあ。
はい。 だから ちょっと 今日目線が違うというか→
勉強させてもらいたいなと思って。
この抗議運動にはね→
八村 塁選手や大坂なおみ選手など
著名人も賛同しているの。
でも 日本では SNS上で
疑問の声も上がっています。
「日本には 黒人差別なんてないので→
ブラック ライブズ マター関係ありませ~ん」!
副島 淳ちゃん。
あの~ あると思います やっぱり。ここなんよね。
僕もね 本当 言われますよ。
「お前 身長でかくて髪の毛 何じゃそりゃ」みたいな。
僕は 別に今 それを差別だとは
全く思いません。
受けてもね。
もう受けても。
「アフロヘアで これで 身長 ちょっと
かさ増ししてます」みたいな感じとかで→
全然言えるんですけど
ただ それが じゃあ それこそ→
小学校の時 30年前とかに
同じ言葉を言われた時の自分は→
まさに差別だと思いました。
その何気ない…→
向こうは何気ない言葉で言ってると
思うんですけど→
それが やっぱり傷つきますし→
何で僕は人と違うんだろうっていう感情になりますし→
まさに それは差別だと思うんですよ。
向こうは その気がなくても。
なるほど!
毎回毎回…→
髪の毛はあれや 肌の色はあれやって。
そんなちっちゃい言葉で傷つけるっていうのを 「microaggression」。
1回だけで
「肌が黒いわ」っていう話 聞いても→
まあ 黒いですねって 自分も思うけど→
繰り返し聞くと 「だから 何なん?何で みんな言うの?」って→
どんどん その 気持ちが
もう病んでる気持ちになる…。
だから あれやねん
「僕の中にはないよ」と思ってる人ほど→
無意識に入ってるかもよっていうこと。
さあ 次がですね こちらでございます。
「黒人の人権は大事だけど
新型コロナがおさまりきらない中→
デモ行進などで集まるのは迷惑だ」!
アリースちゃん どうですか これ大阪のデモ行進に参加したんですか?
はい そうです。
この意見 どう感じました? 正直。
やっぱり 私 デモ行くまで
結構迷ってたんですよ。
迷ってた?
行くかな 行かない…。
やっぱり みんな迷惑と思ってたら
行かない方がいいかなって思って。
でも やっぱり
こういうメッセージは広まった方が→
大事じゃないかなと。
ぶっちゃけね。そうですね。
コロナ対策 ちゃんとやったんやね。