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「明るい 南相馬にしたい」。
特に 若い世代には そんな前向きなメッセージが目立ちました。
佐藤南海さんと 佐藤七海さんは→
地元の農業高校に通う3年生です。
震災当時は 中学1年生でした。
佐藤七海さんは津波の被害を受けても→
力強く 浜辺で咲いていた
「ハマナス」という花を研究しています。
せっかく 津波から生き残った
ハマナスですが→
震災後の復旧工事で 生息地が
失われつつあるといいます。
そこで ハマナスの繁殖方法を研究し→
復興のシンボルとして 町のあちこちで咲かせたいと 活動しています。
七海さんが思い描く
南相馬の未来です。
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一方 佐藤南海さんは→
菜の花を使った
バイオガスを研究しています。
菜の花は 放射性物質を
吸着するという事で→
震災後 たくさん植えられました。
これを 他の事にも活用できないかと考えたのです。
菜種油を搾ったカスから
バイオガスを作る事を→
南海さんは 思いつきました。
(ガスに火がつく音)うわっ!
将来的には このバイオガスを使って
温室を暖めるなど→
農業のための エネルギーとして
使っていきたいと考えています。
県内の高校生が集まり 農業研究の
成果を発表する コンテストに→
南海さんは 学校代表の1人として
出場しました。
津波による塩害と
放射性物質による汚染の→
2つの問題を抱えている南相馬。
なんとかしたい!
この 大きな課題を克服するため
私たち 相馬農業高校農業クラブは→
地域の皆さんと共に
菜の花プロジェクトに取り組んでいます。
3人の審査員を前に これまでの
研究成果を 熱く語りました。
私は 菜の花プロジェクトから→
バイオガスという新しい分野に挑戦します!
そして その成果が 新しい農業
新しい エネルギーを生み出します。
ふるさと 南相馬が 環境に優しい
農業都市へと発展するために→
これからも 歩み続けていきます!
以上で 発表を終わります。
そして迎えた 結果発表。
(審査員)区分 環境。 最優秀→
「大地からのエネルギー ~菜種カスの
バイオマス活用に着目して~」。→
福島県立相馬農業高等学校
佐藤南海さん。
はい。
先生や仲間たちと積み重ねてきた研究成果が認められました。
南海さんだけでなく
団体部門に参加した→
七海さんのチームも 最優秀賞を獲得。
次は東北大会へ出場します。
南海さんは 将来 地元の役に立つ
仕事に就きたいと考えています。
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なんか すごくキラキラして見えました。
これからの未来を→
つくっていくんだな~って感じがやっぱり して。
やっぱり 若い子たちは
とにかく 未来。
で これから
いろいろ動きたいっていう事が→
言葉にも すごい
込められているように感じて。
そういう パワーって 言葉だったり
ラップで すごい伝わってくるので。
なんか もう みんな 南海ちゃんも
七海ちゃんも 光輝くんも→
自分のやりたい事で
活動してるじゃないですか。
それ すごい うれしいなと思って。
なんか あの…よく 「笑顔」とか「仲間」とか。
まぁ こういうところにも
たくさん出てきているけど。
その…
これからの事として「笑顔」とか→
これからの事として
「仲間」っていうね→
言葉を使っていた時期って
あったと思うんですよ。
「仲間をつくろう」。
今は1人だけど とか。
「笑顔になろう」。
今は 前を向けないけどってね。
その時の その言葉たちって→