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2021/01/12(火) 23:45〜00:30 ブラタモリ「城崎・豊岡〜“影の主役”は玄武岩?〜」[解][字][再]


こちらが玄武洞。
見える石 全てが
玄武岩です。
国の天然記念物に指定されています。

すごいでしょ これ。この迫力がすごいです。
(松原)おっ 妖怪。
なかなか すばらしい表現です。
確かに。
これは…
(松原)そう これがミソなんですよね。


(松原)そうなんですよね。
そのまま持っていって並べりゃ
それでいいんですよね。
城崎温泉で見た 護岸の石。
実は 加工したものではなく→
ブロック状に自然に割れた玄武岩を
ほぼ そのまま使っていたんです。
何だ? あそこのとこ すごいよね。
(松原)そうそう 向きもね いろいろな向き。あっ ほんとですね。
これ 横向きだもんね。
こっち見ると そこまでが縦で→
あれ 横から…
横向きになってますよね。
縦に。
溶岩は 冷やされると収縮します。
割れ目は まず表面にでき
中へ伸びていきます。
これを 「柱状節理」といいます。
福井県の東尋坊や→
北海道の知床。
「ブラタモリ」でも何度か登場していますが→
確かに どれも縦を向いてますよねぇ。
なぜ玄武洞には 縦だけではなく横向きもあるんでしょう?
(松原)ええ。
なんで横向きになるんだろう?
今いる場所
この辺りだと思って下さい。→
で 対岸の山
そっから溶岩がドーッと流れて→
こっちに来てると。 その時に…

で その時に 例えば…
それが 谷だったら…。
ああ~ そうか。どうなったか。
流れてきた… 平らじゃなくて。
(松原)はい。
こう流れてきたり
下の方は こう流れたり。
谷を流れてきた溶岩は
谷底にたまるような形で分厚くなり→
そのまま固まりました。
上下だけではなく左右からも冷やされたことで→
横向きの割れ目ができたと
考えられています。
ほぉ~。
(松原)あれはですね なかなか諸説あって難しいんですけども→
恐らく あれも…
多分 これだけの分厚さがあったのでこう割れるだけじゃなくて→
こうも収縮したんじゃないかなと。
それで うまい具合にポコポコポコポコと割れてしまう。
あ この分厚さがあるから。
(松原)そうですね。→
なので 柱状節理と呼ばれる この…
とりあえず…
(松原)そうですね。
川で持っていきゃいいんだ。(松原)そう。 運びやすいんです。
陸揚げというか もう船で すぐ
下ろして積んでいきゃいいんだよね。
(松原)そうなんです。
流しそうめんのように スーッ。
どうぞ~って。

玄武洞は 昭和の初めまで採石場として活躍しました。
加工する必要のない石材が
大量にあったおかげで→
震災後の城崎は 素早く
しかも美しく復興できたんですねぇ。
これは一つお聞きしたいんですけど…
というふうに 俺聞いたことあるんですけども…
(松原)はい いい感じで流れが…。
ありがとうございます。
(笑い声)
(松原)パネルをお願いいたします。
あっ これ?
(松原)はい。 これ 玄武という→
中国の空想上の 北の守り神。
似てないこともないな。 この辺がね。(松原)そう そう そう。→
例えば この亀の甲羅の
六角形の…。
ああ~ そうか。
ほんとですね。 へえ~。
(松原)蛇の おなかの
蛇腹模様も→
横の割れ目に見えてくると
思うんです。
こうやって見たら そうだね。
なるほど 今 分かった。
「玄武洞」という名前は
江戸時代に→
ここから 守り神の玄武を連想し
付けられました。
実は 玄武岩という名前が付いたのは


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