へえ~ わざと?
わざと。
この手すりが すごい艶が出てね→
いい感じになったんでね
もう一回 使いたいなと思って→
この木と鉄を
くっつけてもらったんです。
「木と鉄の相性はいい」と椿野さん。
友人の鍛冶職人に頼んで手作りしてもらったものが多い。
表情のある
まきストーブの防火ガードや→
キッチンのフックなど。
鉄の友達があったら いいよね。そうですよね。
うわ すごい。
あっ これは 前 昔と…。
そう 昔と雰囲気は ほぼ同じ。
でも 場所変わったんやね。
ブランコ こっちに移動して
で 娘の部屋。
いいですね。
でも ここはちょっと寒くない? 大丈夫?
寒いから 勉強する時は
ここ カーテンを下ろして。
あ~ これを全部下ろして入るん?
それは グッドアイデアやね。
でも きれいにしてある。
今日 特別きれいにしたん?
(笑い声)
きれい。
面白い家に住んでると思わない?
思う。
じゃあ 一回…
まだ使ってますよね? 乗って。
懐かしいブランコ。
ベニシアさんのリクエストに素直に応えてくれる めいちゃん。
でも 小さい子 来るでしょ?
うん 何か したいって言ってくる。
うん やりたいんやなぁ。
バッキーと 家族みんなの思いが詰まったドリームハウス。
ベニシアさん 自分の夢が
かなったかのように→
うれしかった。
バッキーの家の手すりを作った友人が近くの鍛冶工房にいると聞いて→
訪ねてみる事にした。
こんにちは~。こんにちは。
ベニシアさんも 鉄の作品を→
大原の庭に置いてみたいと考えたのだ。
迎えてくれたのは 森 泰之さん。
妻の南さんも 鍛冶屋だ。
(泰之)中に もう一人
友人がやってますので。
一緒に シェアで工房をしている
山内です。あ~ こんにちは。
初めまして 山内です。
女の人 2人いるのがちょっと珍しい。 何で?
石とか木とか
全部やったんですけど→
鉄が一番 自分に
ピッタリだったんです。ああ そう。
やっぱり 鉄が好きで。
(山内)鉄好きっていうのは 一緒。
鉄と歩んできました。
鉄女やな。
(山内)鉄大好き女。
創作活動を通じて知り合い→
工房をシェアしている
森さん夫妻と山内さん。
でも
共同で作品を作る訳ではない。
それぞれ 全く違う作風だ。
実は 椿野さんの古民家にも山内さんの作品があった。
繊細な真鍮の照明器具だ。
山内さんは 細い糸のように加工したパーツを使うのが得意。
木から舞い落ちる葉や
花のつぼみなど→
植物をモチーフとした作品が多い。
あ~ きれい。 これ バッキーの…。
あっ そうそうそう 照明と。
雨をイメージして作りました。→
何かこう
風で揺れるものとか大好きで。→
ここの山に越してきてから
結構 植物が面白い形してたり→
見て回るのが
散歩しては 面白いなと。
この辺にいるから。
そうそう。 形が面白いんで→
それを作るようになって。
ああ 自然の。 これとか?
(山内)ガーベラのイメージなんですけど。→
ちょっと 肉厚な花びらを作ると面白いなと思って。→
こういう 片割りの花びらに
してみたりとか→
これは ニゲラっていう花を
イメージして作ったんですけど→
ちょっと面白いかなと思って。
山内さんは滋賀の美術大学を卒業後→
スペインで
西洋鍛冶の技術を学んだという。
葉が舞い落ちるひとときを