分けたもらったよね
このぐらいだったよね。
すごい大きくなって。
はっさくの香りが好きで。
全然 実は なれへんかった。
「いつなるのかな？」と思って。
やっと今年 なった。
ずっと待ってたら最後 全て 欲しいものが出来る。
待ってたら。 だから こういう…
こういうもの 待ってたのね。
気長に待てば
きっと いい事がある。
ベニシアさんが 庭から学んだ事。
わあ 何て言うかな… オレンジとライム→
何か混ぜてるみたいな香り
あるよね。
どんな味？
結構 酸っぱい。
冬の間 みんな 風邪ひくから→
こういう…レモンとか はっさくとか出たら→
何て言うかな 風邪ひかないよね。
多分 昔の人→
すごく これが出来たら
大喜びだった 多分ね。
見慣れたトラックが やって来た。
造園家の椿野晋平さん。愛称は バッキー。
ベニシアさん おはようございます。
あっ おはよう。
今日 天気いいですね。
今日 暖かいですね。
草花の 花の終わった手入れを
やっていきましょうか。
ありがとう いつも。
いろんな花がいっぱい咲いてくれましたね。
うん そうやね。 何か ちょっと
ワイルドな感じになって。
フフフ。 夏は ワイルドになってましたね。
一緒に枯れた花の茎を切り落とす。
再び花を咲かせるために大切な事。
椿野さんが庭造りを手伝うようになって→
１８年近く たつという。
２人で この庭を見つめてきた。
すごいね シュウメイギク。
すごい元気やね。
日本のものだから 強いでしょ。
ねえ。
何か 年々
株が大きくなってる感じするね。
最初 来た時の庭ですから→
もう結構 すごい古いんじゃない？
そうですよね。 このツツジなんかも
昔のままですよね。 松とかもね。
で 植えたのは
クワは植えたんだよね？
クワは植えましたね。
クワと もう一つ 何だっけ？
ビワですか？
あっ そうや ビワとクワ。
椿野さんが
ベニシアさんと知り合ったのは→
大学の造園科で学んでいた頃。
古民家暮らしを始めて間もなかったベニシアさんは→
とても楽しそうに
庭造りをしていた。
その出会いが きっかけとなって
バッキーは→
庭造りのプロになったという。
そして 今では滋賀県の古民家で暮らしている。
椿野さんが
家をリフォームしたと聞いて→
久しぶりに訪ねる事にした。
バッキー！おはようございます。
何か 久しぶり
バッキーの家に来てるから。
いらっしゃい。
何か作ってるの？
ううん。
今 冬の植物のマルチングしてまして。
ああ そうか。
これ やっとくとね いい芽が出てくれるしね やってます。
築１９０年になるという
バッキーが暮らす古民家。
どうぞ。
うわ ここも こうなった。
雪は もう入らへん？
雪は もう入らないです。
初めて ここに来た時
雪が ブワ～ッて。
いや そこまで ならないですけど。
まあ 隙間風は 前あって→
吹雪になると雪が舞い込んだ。
この台所も寒すぎたんでリビングの方に台所を移しまして。
これ でも 全然 変わったよね。
８年前の事 ベニシアさんは→
古民家暮らしを始めて間もない
バッキーの家を訪ねた。
土間に しつらえた台所。
土壁からは隙間風が吹き込んでいた。
空き家だった家を