「GAIA」…それは 息づく大きな生命体。
混沌の時代にも 希望を見いだし→
再生を果たして 未来へ向かう。
そこに きっと
夜明けが やってくる。
とある倉庫を訪ねました。
トラックが入ってきました。
ここには日に何台も
トラックがやってきます。
その荷台には段ボール箱が
ギッシリと積み込まれています。
箱の中身は 服。
すべてタグが付いた新品です。
他にも そのまま店頭に出せそうな
大量のTシャツ。
この段ボールの山は すべて同じ服。
ガウチョパンツ。
3年ほど前 若い女性の間で
大ブームになった幅広のパンツです。
この倉庫の所有者 ショーイチの社長
山本昌一さん 39歳。
山本さんは大学時代にネットオークションで
服の転売を始め[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
そのまま会社を興しました。
実は番組では9年前にも取材。
当時は1年間に150万着もの服を
買い取っていました。
その後
変化はあったのでしょうか?
今や買い取る量は1年間に
500万着以上だといいます。
大手アパレルメーカーを含む
およそ600社と[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
取引するまでになりました。
その背景には流行の目まぐるしい変化が。
今や若者たちは
服はネットで買う時代。
アパレル業界は飽きられる前に
次々とセールで販売します。
しかし それでも余った服は…。
先週 こんなニュースが。
イギリスの高級ブランド バーバリーが[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
売れ残った服などを焼却処分していたことが[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
明らかになりました。
安売りでブランド価値が下がることを防ぐため。
報告書によると その額は
過去1年間だけでも[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
2,860万ポンド。
日本円にして およそ41億円相当に上ります。
余った服を焼却処分するのは[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
世界中のアパレル業界の公然の秘密とされてきました。
燃やすくらいなら金にしたい。
山本さんのもとには毎日のように連絡が。
まいどです。
あっ こんにちは 社長。
この日の相手は
服を中国で生産するメーカーの社長。
これですか?
はい。
段ボール箱の中身は大手アパレルメーカーから
受注して生産したもの。
納期が1週間遅れたところ
受け取りを拒否されたといいます。
そうですね 600万ですね。
600万くらいですね。
交渉成立。 山本さん その場で[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
手付けとして200万円を渡しました。
すぐにでも現金が欲しい。
これも流行の移り変わりが早くなったからだといいます。
こうして大量に買い集めた服は
どうなるのか?
ブランドの顔であるタグを
次々と切っていきます。
これが売り手との約束だからです。
ここは社内にあるスタジオ。
プロのカメラマンが
モデルを撮影していきます。
モデルが着ているのは
あのタグを切った服。
そしてショーイチが運営する通販サイトで
売られるのです。
月に20万回のアクセスがある
人気のサイト。
タグカット商品。
ブランド名を出さない条件で[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
激安で仕入れていることを明記。
例えば このワイドパンツはある老舗ブランドのもの。
日本製 高品質が売りです。
定価20,520円の商品が 2,780円。
こちらは複数のブランドを持つ
大手アパレルメーカーのスカートです。
定価7,549円が 1,510円。
更に…。
いらっしゃいませ。
本日 ご購入のお客様に[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
プレゼントしております。
5年前から自社の店舗でも販売しています。
この店 店頭に並べてから
1週間ごとに割引。
5週間売れ残ると 100円に。