まず前例のない進路です。
気象庁もおっしゃってましたけれ
ども、
今までの雨の降り方と違ってたり、
波の高さが、
今までと違う可能性があるという
ことと、
あと猛暑で強力に。
気温が高いと、
空気中に含む水蒸気の量が増えま
す。
そうすると雨が降るときに、
どしゃ降りになるというわけと、
あともう一つ、あした、満月なん
ですね。
月の引力によって、
海面の水位が引き上げられる。そのタイミングで台風が来ると、
高潮にも警戒が必要です。
ではまずこれ順番に見ていきますと、こちら。
これ、一般的な夏の台風というの
は、
南の高気圧の縁を回って、沖縄の
ほうから、西日本、
東日本へと進んでいくと。
夏は偏西風が北に吹いていますの
で、ゆっくり、
偏西風の風に乗らずに、ゆっくりやって来るのが、夏の台風の特徴。
ただ、
今回の進路見てください、逆なんですね。
東から西へ来る、
高気圧が2つに割れて
いると、偏西風も北へと吹いてい
ると。
寒冷渦があるので、この歯車に乗
っかって、
東から西へとやって来るという、
異例な進路を取るというわけなんですね。
>>台風って、
右側と左側で風の強さ、
違いませんでしたっけ?
>>台風というのは、
時計と反対回りに風が回ってます
ね。
となると、台風の東側、台風の右
側っていうのは、
南からの強い風が吹くんですね。
台風の右側っていうのは、
特に南風で危険なんですね。
>>つまりは、
近畿を取って見ると、抜けたあと
も、強い風が続くということにな
るんですか。
>>そうですね。
さっき衛星画像を見ていただいた
ように、中心だけでなくて、離れ
た東側でも、雲が発達してました
よね。
ですので、台風が中国地方に行っ
たとしても、この南風で、
近畿地方の南部を中心に雨量は多
くなりそうです。
>>それにしても、
若一さん、この前例のないというのが続きますよね。
>>私も長いこと生きてますけど、
こんな進路図、
初めて見ますね。
それと、ことしは寒冷渦もそうで
すけれども、チベット高気圧とか
ね、
今までほとんど耳にしたことのな
い名前が出てきますね。
>>ちょっとスーパーコンピュー
ターの雨雲予想見ていきます。
現段階の参考なんですが、まず土
曜日、あしたの朝の9時の時点で、
台風離れてますけれども、雨雲、
これ、
水色が雨が降る所、線が等圧線で
すね。
この、
ちょっと黄色やオレンジがこれが風なんですけれども。
まずあしたの朝9時の時点で、台
風から離れていても、
近畿地方の南部を中心に、雨が降
ります。
続いてこちら。
午後6時の段階では雨雲、
まだかかってないんですね。
日中、いったん雨がやんで、
夕方6時ぐらいまでは、まだ天気、
もつんです。ただ、
もう夕方6時以降になると、
外出禁止レベル、
というのもこちら。
夜の9時の段階で、台風が近づい
てきて、雨風、急に強まってきま
す。
そのあとこちら。
午前0時、
そして午前9時には中国地方のほ