すよ。
そこで日銀は、今度はマイナス金
利。
>>さらにアクセル踏みました。
>>さらに、長期金利の0%誘導
など、次々と金融緩和のアクセル
を踏み込んできたんですけれども。
>>どんどんスピードは上がりま
すけれども。
>>ずるずるとこの高速運転続い
てる、近づいてこないんですよ、
ゴールが。
問題なのはですね、この高速運転
が長引くことで、
心配しないといけないことが出てきたんですね。
>>心配しないといけない?
>>これです。
>>おっ、今、岩に。
また丸太が、危ないですね、これ。
>>日銀の行く先に障害物が出て
きたんです。
>>障害物?
>>そもそも猛スピードで運転続
けると疲れますよね。
判断力、注意力も鈍ってくるんで
すけれども、こうした障害物は事
故につながりかねません。
これが日銀のいう、副作用なんで
すね。
具体的にはこういうことです。
>>丸太や岩がなんなのか。>>まずこのバブルの懸念ですね。
じゃぶじゃぶのお金がバブルを招
くかもしれない。
>>バブルはじけると大変なこと
になりますね。
>>大変なことになります。
そしてもう1つ、この下です。
>>銀行の収益悪化ですか。
>>銀行は、私たちから預かった
お金を、市場で運用しています。
それを増やすのが仕事なんですね。
その利ざやが銀行の収益にもなる
んですけれども、日銀が金利を今、
0%に抑えているので、運用しよ
うにも、
なかなか利ざやが稼げない状態が
続いているんです。
>>そうですよね。
>>長期金利が0%なので、
運用してももうけは出ないという
ことですね。
この長期金利って国債の金利と同
じなんです。
だから銀行ももうからないんです
が、短期間だったらね、なんとか
我慢できるんですけれども、長期
化すると、じりじりと体力が悪化
してしまう。
困るのは銀行でしょ?
今、つぶやき聞こえました。
でも、体力が落ちて、
私たちや企業にお金を貸してくれ
なくなったらどうですか?
>>それは今度、私たちが困りま
すよね。
>>困りますよね。
>>いわゆる貸し渋りというもの
ですよね。
>>そうなんです。
そんなことが万が一にも起きない
ように日銀は、きょう手を打った
わけです。
具体的にはこういうことですね。
長期金利の上昇容認。
これどういうことかと。
銀行が国債を運用して、利益を上
げやすくなるようにしたんですね。
いわば、これまで目いっぱい踏ん
でたこのアクセルを、少し、少し
ですよ、少し緩めたということが
いえるでしょうか。
>>頑張って金利を0%に抑え込
むのはやめますということですね。
>>そういうことですね。
>>でも、
これ高速運転であることには変わ
らないわけですよね。
その高速運転をやめようという話
はないんでしょうか?
>>今、高速運転、これをやめて
しまいますと、2%の目標を取り
下げたりしますと、
デフレに逆戻りするリスクがある、
こう日銀は心配しているんですね。
だから日銀は時間をかけて、
このゴールを目指す。
運転が長期化するんだから、
安全運転を徹底しようと考えてい
るわけです。
ただ、副作用ってこの先、何が出