雇用創出から北朝鮮の非核化まで、
みずからの取り組みを列挙。実績をアピールしています。
＞＞支持者を前にしても。
＞＞先月の米朝首脳会談以降、北朝鮮の非核化に向けた交渉が順調
に進んでいると、繰り返し強調し
てきました。
こうした中。
これに逆行するような報道が相次いでいます。
北朝鮮の兵器工場で、新たにＩＣ
ＢＭを製造する兆候が見られると、
アメリカの有力紙が伝えたのです。
最新の衛星写真をアメリカの情報機関が分析したところ、
ピョンヤン近郊のサヌムドンと呼
ばれる場所にある兵器工場で、
ＩＣＢＭ１発か２発を製造する動
きが確認されたとしています。
この兵器工場ではこれまでも、
アメリカの首都ワシントンを射程に収めるとされる、
ＩＣＢＭ級火星１５型が製造され
たということです。
さらに首都ピョンヤン郊外にある、
この場所では。
核兵器用のウラン濃縮施設の存在
が明らかになったと、
アメリカの外交・安全保障の専門
誌が報じました。
カンソンと呼ばれるこの施設。
全長１キロの壁で囲まれ、中心には長さ５０メートル、
幅１１０メートルの建物が確認で
きます。
稼働は２００３年ごろから始まっ
ていたと見られています。
この建物、
去年とことしの冬に撮影された映像を見ると、屋根にだけは雪が積
もっていません。
冬でも屋根の雪がとけるほどの熱を発する活動を行っていると見ら
れます。
北朝鮮のウラン濃縮で、これまで確認されていたのは、ニョンビョ
ンにある施設のみ。
新たに明らかになったカンソンは、
ニョンビョンの施設の２倍の製造
能力があると見て、
アメリカの情報機関が監視を続け
ているということです。
＞＞北朝鮮はこれまで、非核化を
進めるような動きを見せてきまし
た。
米朝首脳会談の前の５月末には、核実験場の坑道を爆破し、その様
子を外国メディアに公開。
先週にはミサイル試験場で、
施設の一部を解体し、
エンジンの燃焼実験施設でも、構造物を取り壊す動きが確認されま
した。
その一方、
非核化の交渉のため北朝鮮を訪れ
た、
アメリカ、
ポンペイオ国務長官の姿勢を非難。揺さぶりをかけています。
アメリカは一方的で強盗のような
非核化要求だけを持ち出した。
北朝鮮に核を放棄する意思はある
のか。
懐疑的な見方が強まる中、在韓米
軍の司令官は。
＞＞さらに、
北朝鮮と協議を担ってきたポンペイオ国務長官も先週、議会上院の
外交委員会で。
＞＞北朝鮮が今も核物質の生産を続けているという認識を明らかに
したのです。
こうした中、先週、トランプ大統
領は、
朝鮮戦争で亡くなったアメリカ兵の遺骨が返還されたことに触れ、
こう述べました。
＞＞こんばんは。ニュースウオッチ９です。
米朝の首脳会談の合意に、逆行す
るような動きが、早くも相次いで
います。
＞＞トランプ大統領、繰り返しみ
ずからの実績をアピールし、楽観
的な見通しを強調しているんです
けれども、北朝鮮のペースにはま
っているようにも見えて心配です。
＞＞次はこちらです。
５万７５３４人。ことし熱中症で搬送された人の数
です。
＞＞これから８月だというのに、
すでに去年の全体の数字を上回っ
てしまいました。
＞＞熱中症は北海道でも。
旭川市ではけさ、アパートの一室で、
１人暮らしの７９歳の女性が、
ソファーの上で意識を失って倒れているのが見つかり、熱中症の疑
いで死亡しました。
また札幌市のアパートでも、
６０代の女性が熱中症でおととい
死亡していたことが分かりました。
冬は気温が氷点下２０度を下回る
こともある北海道。
３日連続の猛暑日となる所がある