っと残ってましてね、それで要す
るに、
先祖供養ができない、
お墓が放置されたお墓がいっぱい
あるわけですね。
ですから、
まだ関係者がその辺にお住まいの地域にいればいいんですが、
こういった形で被害を受けると、
そのままの状態になりますんでね。
だから、あとの復元が大変ですよ
ね。
長く時間かかりますね、
これは。>>そして同じく西日本豪雨で、
住宅街に土砂が流れ込み、
きょうようやく避難指示が解除された神戸市灘区篠原台から中継で
す。
小竿さん。
>>神戸市灘区篠原台からお伝え
します。
こちら、お盆の時期を迎えたんで
すけれども、朝からいましても、
行き交う人の姿はほとんどなく、
工事車両や、工事に携わる人ばか
りが目につきました。
この地区は、
先月の西日本豪雨の影響で、
裏山の土石流が発生。
民家や生活道路の一部が土砂で埋
まりました。
その後も1か月以上にわたり、
土砂崩れの危険性があるとして、避難指示が出されていましたが、
きょう、解除されました。
しかし、
住民は不安を抱えたままです。
>>ちょっと一安心というとこですかね。
でも、
まだ台風とかなんか来たら大丈夫かなっていう、その心配がありま
すね。
>>お盆を迎える季節ですけれど
も。
>>そんなことは無関係だからね、自然は。
>>発生直後に比べますと、こち
ら、
道路の土砂というのは、
かなり撤去が進んだように思います。
ですが、
まだ家には大量の土砂が残されている場所もあるんです。
こちら、このお宅にちょっと許可
を得て入らせていただきます。
すみません、
お邪魔させていただきます。失礼します。
こちら、
まだ掃除した跡などが残っているんですけれども、
中入らせていただきますと、こち
ら、今、全く何もないんですが、
こちら、
実は台所でした。
この奥の壁の部分から、
大量の土砂と水が押し寄せまして、
すべてだめになってしまったとい
うことです。
残るのは今、
水道管のみとなってしまっています。
そしてこちら、さらに進んでみま
すと、こちらは左手、このスペー
スなんですけれども、こちら、
和室になっていました。和室なので、もちろん、
畳がすべて敷かれていたんですけ
れども、水によって、すべてだめ
になってしまったということです。
そしてこのスペースには、お仏壇
が置かれていました。
お盆には毎年、家族の方で集まっ
て、お盆を迎えていたということ
なんですが、
ことしはそれもかなわなくなって
しまいました。
こちらの住民の方は、
親族の家に避難されているということなんですが、
お話を伺いますと、
避難指示が解除されても、正直、
何も変わらないと。
いつ元どおりの生活に戻れるのかは全く分からないと話していまし
た。
ほかの住民の方に話を伺っても、雨が降るたび、
その当時の恐怖を思い出すと話し
ています。
いつ起こるか分からないという土
砂災害の怖さというものは、
この土地に深く刻まれています。
心から安心できる生活が、
いつ手に戻るのかというものは、
まだまだ時間がかかりそうです。以上、中継でした。
>>小島さん、
避難指示が解除されても安心できない状況が続きますよね。
>>そうですね。
ここの地域、すごく特殊だったと思うんですけれども、
わりと建ってる家、無傷の所も多
くって、今の家は、
まだ大変な状況でしたけれども、