ぴったりだったという この和室。
一体 どういう事なんでしょうか?
(松尾・スタジオ)はあ~ 集中できるねぇ。
もしかして ここって…あれじゃないですか?
床の間だったとこじゃないですか?
そうなんです。ですよね。 この形って。
そう 3つに区切られた床の間と仏間が→
靴を作る3つの工程に
ぴったりだったんです。
ちょっと
台が置けるスペースがあり→
で ここに
工具を並べたかったんですね。
で これ 学習机なんですけど実家から持ってきた。
ちょうど はまるっていう。ええ~!
なんと
小学生のときに使っていた→
学習机を再利用。
膝の上に 靴をのせて革を張り合わせたり→
くぎを打ったりする際に
いい具合で 力が入る→
ちょうどいい高さなんだそう。
これ また自分の こう 使ってたモノまで…。
そうなんですよ。
再利用。
うわ~ 使い切りますね。使い切ります。
サイズは ほんとびっくりしました ちょうどで。
隣は 専用ミシンで
縫製をするスペース。
更に その隣 もともと→
仏壇が置いてあったというスペースには?
(石塚)これが… ちょっとあとで あれですけども→
グラインダーですね。
靴底を削り
革をなめすための研磨室。
ほこりや音を防ぐために
取り付けた扉も→
ふすまに
ベニヤ板を張り付けて→
再利用したモノ。
そうした工程を経て出来上がった靴は…。
すごい素敵ですね。
(石塚)黒の革に→
赤いステッチで
機械ではなくて→
全部 ハンドメイドで。
(宮地)うわ~。
(石塚)よかったら どうですか?(宮地)えっ いいですか? 履いて。
石塚さんがハンドメイドで仕上げた靴。
その履き心地は?
(石塚)こんな感じです。(宮地)わあ~ 気持ちいい!
あっ なんか
すっごく ツルンってしてますね。
(石塚)ツルンとしてますね。光沢のある…。
(宮地)はだしより気持ちいいです。(石塚)ほんとですか?
革の裁断から始まり
縫製から靴底の縫いつけまで→
およそ2週間かけて
丁寧に仕上げていきます。
上質な姫路の革を使い
本場・イタリアの技術で作られる→
オーダーメイドの手縫いの靴。
(宮地)ちなみに おいくらぐらい?(石塚)これ ちょっと…。[外:6168AF1E81B6497FCCB6B8D3226A8016]
(宮地)おお~! あっ でも
これだけ 手間暇かけてたら…。→
しかも 一生 履けるんですもんね。そうですね。
型をはじめ革や糸の色などを→
細かく指定して
自分だけの1足を→
作る事が
できるんです。
オープンして およそ半年。
カフェは徐々に 地元のお客さんが増え→
にぎわうようになりました。
工房の方も修理の依頼が増えるなど→
その存在が知られるように。
お祭りが盛んな場所柄ゆえ時には こんな依頼も。
ここ 祭り 有名なんで
あの~ 「地下足袋→
ペロ~ンって取れたから 直して」「分かりました」って言って→
もう めちゃめちゃならしてこれでもかっていうぐらい→
もう たたいて。っていうか→
イタリア感 ゼロですね。イタリア感…。
革の使用率ゼロっていう。(宮地)はははっ 革じゃない。
いいじゃないですか。ジカタビーノっていう名前→
付けてみたり。おしゃれ~! かわいい。
(高井)さあ では この姫路の靴工房 兼 カフェ 兼 住居→
リノベーション価格は
一体 いくらだったんでしょうか?
かなり頑張りましたよね。 はい。
おお~。(高井)450万なんですけど→
水回りが
結局 350万かかってますから→
100万円で 半年かけて 自分で。
漆喰から 土壁から…。(高井)そうです。→
漆喰が30万くらい
木材が30万→
工具が30万ぐらいなんですね。
こんだけ できちゃったらさ→
リノベーション屋さんも