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2018/08/29(水) 00:40〜01:30 NHKスペシャル「ねぶた2018 父と娘の挑戦」[字][再]

北国の短い夏を焦がす青森ねぶた祭。
300年の伝統に挑む親子がいます。
女性で初めて ねぶたを作るねぶた師となった北村麻子さん。
父親で名人の北村 隆さん。
人生の大半をねぶた作りにささげてきました。
親子にとって 今年は
特別な祭りになりました。
ラッセラー ラッセラー
ラッセ ラッセ ラッセラー。
毎年250万人以上が酔いしれる
光の造形。
ねぶたは 世界最高の
紙の工芸品ともいわれています。
そのねぶたのデザインから
部品作りまで→
全てを手がけるのが ねぶた師。
今年 隆さんが挑むのは→
誰も見た事のない
斬新なねぶたです。
娘の麻子さんは
去年 最高賞を受賞し→
ねぶた師として
初めて頂点を極めました。
今年は 天才浮世絵師
[外:B6308282489AE2D3199CC88000A25BBF]飾北斎に挑戦します。
もともと会社員だった麻子さん。
11年前に 父に弟子入りしその背中に学んできました。
師弟でもあり
ライバルでもある親子。
時に支え合いながら→


ねぶたの 新たな世界を切り開こうとしています。
ねぶた師として高め合う 父と娘。
その1年を見つめました。
6日間にわたる
ねぶた祭が始まりました。
北国 青森の一瞬の夏を彩る
ねぶた。
勇壮。
そして 華麗。
世界的版画家 棟方志功も→
光と色が織り成す ねぶたの美に深く魅せられた一人です。
ねぶたの題材は
歴史上の人物や神話など。
和紙と針金で作られた
巨大な人形灯籠が主役です。
毎年 ねぶたは 新たに作られます。
今年は 22台が出陣しました。
最高っすな! はあ~ ふう~!
ラッセラー ラッセラーラッセ ラッセ… ふう~!
華やかな祭りの舞台裏で
厳しい戦いが始まっていました。
ねぶたを制作する
ねぶた師たちの戦いです。
ねぶた師は 現在 14人。
作ったねぶたは採点され順位が決まります。
名人の称号を持つ…
最高賞の獲得は史上最多の12回を誇ります。
去年 隆さんを破ったのが
娘の麻子さん 35歳。
女性初のねぶた師です。


ねぶたの歴史は およそ300年。
灯籠を川や海に流した→
七夕の行事に由来するともいわれています。
その後 灯籠は人形の形に変化。
かつては 竹の骨組みに紙を貼った素朴なものでした。
昭和に入り
針金が導入された事で→
造形は
複雑なものになっていきます。
専門的な技術と芸術性を
兼ね備えた ねぶた師が→
大きな役割を
担うようになりました。
ねぶた師は 明治時代に登場し→
現在 北村流など主に3つの系統に分かれています。
作風は それぞれ異なります。
隆さんと麻子さんの親子は伝統を進化させ→
独創的なねぶたを作る事を
目指しています。
その象徴が 麻子さんの「紅葉狩」。
去年 最高賞に輝きました。
目を引くのは 鮮やかな赤い紅葉。
女性らしい色使いとこまやかな造形が新しいと→
絶賛されました。
去年 冬。
ねぶた師親子の
新たな挑戦が始まっていました。
隆さんが取りかかっていたのは→
ねぶたの出来栄えを決める設計図下絵です。
挑むのは

5体を配置した大胆な構図。
これまで
誰も描いた事はありません。
題材は
歌舞伎の演目「白浪五人男」。
5人の盗賊がそろって見得を切る
名場面で知られています。
幅や高さが制限されている
ねぶた。
現在の主流は

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