◆大体10年弱。
◆めっちゃやってるじゃないです
か。
プロはなれたんですか。
◆なれなかったですけどね、
僕は。
◆10年やってもプロになれない
?
◆下手くそやったんですよ。
◆最高は幾らなんですか。
◆67とか。
◆でもすごいじゃないですか、
67だったら。
◆それを常に出すようじゃないと
だめ。
◆18歳からプロゴルファーを目
指し、
修業すること10年。
自分には何も残っていないことを痛感した共田さんは、
次は手に職をつける仕事を模索し
ます。
◆飛び込みで、大阪の某有名な
うどん屋さんに行きまして。
◆大阪、おいしいうどん屋さんい
っぱいあるもんね。
◆えらい世界に入ってしもたな思
うてね。
何にもできない状態で入ってまし
たから。
毎日怒られ続けまして。
でも、怒られ続けてやめるという
のもちょっとあれやったんで、
何とか1日、
日に日に怒られる回数を減らして
いこうと思って。
◆怒られたときはやっぱり泣きま
した?
◆いや、もう…。
泣く…。
まあ、
泣きましたね。人知れず。
◆ゴルフでは負けたけど、うどん
では負けたくない、
その思いだけをばねに
腕を磨き続け、40歳で
ようやく店を持つまでになったの
です。
◆うどんを教えてくれた師匠たち
は
食べに来てくれたんですか。
◆そうですね。
来てくれました。
◆食べたときの感想というか…。
◆俺の味を超えたなって。
それはうそですけど。
◆うそやったんですか?
うそはだめよ、
言ったら。
テレビはうそだめよ。
悩みとかはないんですか。
◆悩みね、最初、
ここにいてる彼女が、
べっぴんさん。
◆きれいな、
また。
ええ子をつかまえましたね。
◆私、すごく大好きで、それを自分の力で
大きく変えていきたいという夢が
あって、それで、近くで
いろんなことを教えてもらえると
ころはないかなと思って、
ずっと検索をしてたところ、
家の近くで
このおうどん屋さんを見つけて、
口コミとかを見させてもらって、
すごいいいなって思って。
来させてもらって、
応募して店長に採用してもらった
ということなんですけど。
◆何か話を聞いてたら共田さんよ
りしっかりしてません?
すごいハキハキ、もう。
笑顔もすてきやし。
視線ずらさへんし、
うそつかへんしね。◆ここで問題。
◆彼女、8月いっぱいで
来月の。一応上がるんですよ。
◆ええっ!
◆もう卒業。
◆何で?
まあまあ、でも教わることは教わ
ったか。
◆次のステップへ、ちょっと自分
で…。
◆次のステップへね。
◆彼女が来たときの夢というかね、
それが…。
◆もうやめてしまう溝本さんです
が、
バイトを始めてから3年間、