選に、
対抗馬が出たというのは、
きょうを含めて僅かに4回しかありません。
つまり今回の総裁選挙というのは、
実は異例の総裁選挙だったということはいえると思います。
これからは、
この気になる人事ですけれども、
麻生副総理は、
負けた者は冷や飯を食うものだというふうに語っていたりしますの
で、
そうしたことに党内からの反発、批判の声もやはり出ています。
VTRにもありましたように、
小泉進次郎議員は、
最後の最後に石破さんを支持する
というふうに表明をしたことも、
こうした党内の空気、
そういうものに関係がないということは言えないと思います。
きょう3選を果たした安倍総理で
すけれども、党内には、
この勝利は終わりの始まりだとい
う人もいます。
つまり3年という任期、総裁、
それからまた次の国会で総理として選ばれるわけですけれども、
きょうをもって、
やはり任期というのは、
終わりに向けたカウントダウンを
始めたというふうな見方もあるわ
けなんです。
おじいさんの岸総理の時代から受け継いだと考えられる憲法改正と
いう大問題。
それから、
じゃあ自分の後は誰にこの政権、
総裁を委ねるのかという後継者の
問題。
そうしたことを視野に入れながら、
すでに動き始めた議員たちもいる
ということは間違いないといえる
と思います。
>>分かりました。中継でお伝え
しました。
続いて、
コジマ目線です。
山川さんからの中継にもありましたけれども、
今回は6年ぶりの総裁選というこ
とになったんですよね。
>>そうでしたね。
最初から安倍さん優勢だというふうに伝えられていた選挙戦でした
けれども、石破さんが立ったこと
で、討論もありましたし、議論も
深まったという意味では、
石破さんが負け覚悟だったとは思いましたけれども、
立った意味がやっぱりあったのか
なと思います。
きょうの結果をまず、振り返って
みたいと思います。
総得票数807票でしたけれども、
安倍さんが553票、
石破さん254票、
ですからダブルスコアですよね。
倍取ったという形になったんです
が、この内訳を見ますと、すでに
ご存じのとおり、
議員票と党員票というのがありまして、議員票に関しては、
派閥でほぼすべて固まっていまし
たので、
安倍さんが329票、これ8割を
超えています。
8割を固めて、
石破さんは73票、
これも事前の予想からすれば、
少し伸びたなという印象はありました。
注目されたのが、
議員票はもう最初から圧倒的な差がありましたので、
この党員票でどれだけ石破さんが
差を詰めるのか、
あるいは安倍さんが離すのかとい
うところでいったところ、安倍さ
ん224、石破さん181、
大体55%対45%というぐらいで、
これだけ見ると、石破さん、
やっぱり善戦したという見方が今回に関してはできるかなと思いま
すね。
>>党員票に関して言いますと、
地方で4割が今後を含めて考えた
ときに、パクさん、
大事になってくるともいわれてい
ましたよね。
>>だから実際にあそこにはない
んですが、
一番下に国民票というのを想定し
たとすると、
私は結構、
石破さんと安倍さんの差はもっと縮まったと。
それだけやっぱり、
国民はモリカケなどの問題に対する政治不信とか、
異次元の金融緩和から出てくる副
作用とかに対して、不安を持って
ますから。
その声が石破さんにああやって集まっていったんではないかと思い
ますね。