現代の名工にも選ばれている多田さん。
>>色石というのは、
扱いがものすごく難しくて、
やっぱりトラブルが多いのは色石
っていうことですよね。
ダイヤはね、まず、
これ以上硬いものないですから、トラブルはめったにない。
>>世界一硬いといわれるダイヤ
モンドは作業中に傷つくことはほ
とんどありません。
しかし、
ダイヤに比べて、柔らかい色石は、
傷がつくリスクと、
常に隣り合わせ。
>>怖い石ほどやっぱり、時間は
かかるわけです。
その分、収入も減る。
リスクを背負うものはやりたくな
い。
そういった職人が徐々に減ってい
く。
>>売れないうえに、加工が難し
く、
時間がかかる。
そのため、
色石を扱う若い職人が、
減ってきているというのです。そんな中。
あえて色石を使ったジュエリーで、
世界から注目を集めているブランドがあるんです。
それがこちら。
京都にあるクニエリカ。
一体どんなジュエリーなんでござ
いましょうか。
>>こちらがうちのコレクション
になります。
色石と色石を組み合わせたのが特
徴で、
カラーストーンのよさだけに着想
して、デザインさせていただきま
した。
>>こちらは色の組み合わせが斬新と、日本だけでなく、
フランスやイタリアなど、
ヨーロッパからも注目を集めております。
オーダーメードで、
サファイアやアメジストなど、最大6種類の色石を組み合わせられ、
このタイプのピアスは20万円台
から30万円台で買うことができ
ます。
このブランドを立ち上げたのは、
大阪生まれのデザイナー、廣村さ
ん。
その理由とは。
>>うちのブランドは、
大阪の船場の職人さんの技術をつ
ないでいきたいというところから
スタートしたので、それをもっと、
引き継いでいきたいなと思いました。
>>職人は、
光が当たる角度を計算しながら、
一粒一粒、
手作業で石を留めているんです。廣村さんは、
来月、
お店を京都から大阪に移し、
名実ともにメードイン大阪を世界
に発信していくそうです。
消えゆく技術が一転、
大阪発のジュエリーが世界を席けん。
ブームが去った今だからこそ、新
たな発想とチャレンジで、すそ野
を広げる宝石。
皆さんも一度、手に取ってみては?
>>女性陣からかわいい!って言
って、へーって感じですもんね。
>>かわいいと思いますけど、
やっぱり女性陣の反応、違いますね。
>>どうですか?奥野さん。
>>なんかやっぱり、
大ぶりの色ものって、最近はしな
くなっちゃってますよね、全体的
に。
だけど、さっきみたいなんだった
らね、
なんかカジュアルにも合いそうだし、いろんなおしゃれに合いそう
だから、いいですね。
>>ただ、有馬さんからは厳しい
ご意見が。
>>いやいや、そんなことないで
すけど。
>>つける人によるんじゃないかみたいな。
>>女性のプレゼントだったら、
若一さんが専門かなと思ってね。
>>最後、さっきね、中谷さんが
ちらっと出てたけども、どんなに
すばらしい宝石も、つける人によ
ると思いますね。
>>厳しい、
若一さん。黒木さん、どうですか?
>>一生に一度はこういう本物を、
自分の手元に置いておきたいなと思いますよね。
宝物ですからね、やっぱりね。