驚きは あるし。
そういうふうな家族を
持てるような人間だとは→
ちょっと
思いも寄らなかったわね。
なるとは。
<母として 一人娘の内田 也哉子さんを→
育て上げた 希林さん>
<近年は 孫と過ごすのを楽しんでいました>
かわいこちゃんがね
いるもんね お孫ちゃんがね。
うちの子ね 孫なんですけどね→
ちょうど まだ そうね→
上の 男の子が
7歳ぐらいのときに…。
うちは お風呂が
ガラスなんですね 私の所は。→
それで 庭が
よく見えるようになってて→
二世帯住宅だから 孫が
タタタタッと下りてきて→
「あのね ばあばね」
って 開けたから→
ちょっと待ってよ
私 片っぽ ないのでね。
ちょっと待ってよって言ったら
その孫がね→
「大丈夫だよ 家族じゃない」
っつったの。→
その瞬間 びっくりして。
それには ちょっとね…。
こんな言葉
言うんだなと思って→
そういう実感を抱きましたけど。
それ以外は もう 自分の都合のいいときだけで あとは もう…。
まあ それで いいんですけどね。
ちょっとおっかながり屋なんでね。
お兄ちゃんが?
(樹木)お兄ちゃんの方がね。
少し おっかながり屋の方が
私は いいっていうふうに。
だから ホントはね
マイナスのことなんですよね。→
男の子らしくっていうふうに
思うんだけども 人は。→
だけど その子の持ってる
「たち」っていうのをね→
これは駄目だとか こういうふうにしようっていうのも 無理だから→
じゃあ そのマイナスのところを→
あのね すごく
それは いいことだよ。→
用心深いっていうことだからね
っていうふうに→
違う言葉でもってね
評価するようにしてるの。→
下の娘はね 孫はね
まったく 私の血は入ってなくて→
本木家の流れの顔をしてて
何たって 美人なんですよ。
その子にね あのさ… って。
私のこと 嫌いらしいから。(YOU)これ おかしいの この話。
あんまり いい感じを
私も 持ってなかったんだけど→
だいぶ 孫が…。
(YOU)お孫さんですよ。
(樹木)親しくなるようになって。
(YOU)「親しい」って…。
みんなに 「奇麗ね」とか→
「カワイイね」とか言われるでしょ?って言ったら…。
…って言うから→
でもね その気でいると嫌な性格になるからね→
お友達 なくすよ。
(YOU)ちっちゃいんだよ。
だから 人よりも 優しい子に
なんなきゃ駄目だよ。
そうすると カワイイのと
優しい気持ちとが あれして→
もっと もっと よくなるからね
っつったら→
「分かった」って
低い声で 言うんです。
出た 低い声。
(樹木)低い声なの みんなね。
低いのね 声がね。
(樹木)そういう子をね 抱えて。
聞いてると 特に女の子ちゃんは
女同士じゃない。→
途中に もちろん 娘さんがいて
お孫ちゃんがいて。
でも 何か 見てると
おばあちゃんが 孫に→
何しても いいし カワイイし
みたいな→
付き合い方じゃないみたいなの。
何か 女同士っていうか。→
たぶん 娘さんにも そうだった?
女同士とかっていうより→
人として 付き合ってたっていう
感じがするんですよね。→
だから 赤ん坊だとか 子供だとか