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2018/10/01(月) 00:00〜00:45 地球ドラマチック「月の不思議を巡る旅」[二][字][再]


さまざまな伝説は→
人々が 月のない
闇夜に直面した危険と→
深く結び付いて
いるのかもしれません。
月は 地球から遠く離れ→

大きさも 地球の3/3ほどしかありません。
しかし 月には 地球の生命の
カギを握る力があります。
月の引力は
地球の海を動かしています。
そして 月の引力による
潮の干満は→
多様な命を育んでいるのです。
(鳥の鳴き声)
生命の楽園は 熱帯雨林や
サンゴ礁ばかりではありません。
例えば イギリス北部の海岸。
潮の満ち干によって出来る干潟は→
多くの生き物にとって
最高の生息環境です。
海面の泥を少し掘れば
理由は すぐに分かります。
(スコット)一見 何もいないように
見えるかもしれませんが→
実際に泥を掘り返すと→
非常に多くの生き物が見つかります。→
ゴカイの仲間や いろんな種類の
貝が生息しています。
干潟の泥には 僅かな面積でも


膨大な栄養源が含まれています。
こうした干潟は
毎年 冬に飛来する→
何十万羽もの渡り鳥を
引き付けます。
干潟は いわば 高速道路の
給油所のようなものです。
渡り鳥たちは ここに立ち寄って
たらふく食べ→
長旅に備え 十分なエネルギーを
補給するのです。
では もし 月が存在せず
月の引力が なかったら→
地球は
どうなっていたでしょうか?
♪♪~
世界には 豊かな干潟も多様な生命も→
存在しなかったことでしょう。
地球は 1日に1回 自転します。
干潟の辺りが
月に面している時→
月の引力によって海水面が上昇し
潮が満ちてきます。
潮は 膨大な数の鳥たちに
豊かな食べ物をもたらします。
♪♪~
干潟が潮で満ちると鳥たちは 一斉に飛び立ちます。
♪♪~
実に壮大な 渡り鳥の群れです。
2万羽ほどの鳥たちが

干潟から飛び立ち→
私の前を通り過ぎて
干潟の奥を目指していきます。→
圧倒的な光景です。
鳥たちはいったん干潟の奥へ向かい→
地球が さらに自転して
月が遠ざかるのを待つのです。
月の引力が弱まり
潮が引いたあとの干潟には→
栄養たっぷりの
ごちそうが用意されています。
♪♪~
満月から2週間たつと月は 地球と太陽の間に入り→
地球に面している月の表面は
完全に暗くなります。
月が ほとんど見えない
「新月」の時期です。
しかし 人には見えなくても→
新月の時期は 太陽と月両方の引力が合わさり→
地球に 極めて大きな力を
及ぼします。
通常よりも
巨大な潮が生じるのです。
新月が もたらす力によって→
海に 特別な波が起きる地域があります。
イギリス南西部
ウェールズ地方の沖合です。
(チャールズワース)今日は
2時間くらい沖に出よう。
ええ できるだけ

早く行きましょう。
ああ。
天気がもっている間に。
(チャールズワース)よし 出発だ。
(チャールズワース)今日こそ絶好の波が来る。
カヤック選手の
サム・チャールズワースは→
沖合を目指しています。
(チャールズワース)この場所にほれ込んでいます。
カヤックをこぐ場所として

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