あなたも あきらめちゃダメ!
で でも…。
(真宵:千尋の声)聞いて。あなたはもう勝っているの。
え!?
証拠品の中に 領収書があるわね?
これ…千尋さんが
「マヨイ」って書いた…。
バカね。そんなの小中が書いたに
決まってるでしょ。
それより その領収書
もう一度 よく調べてみて。
《この領収書に 何が…》
あっ!
ふふ…わかったみたいね。
(ダン!)
それでは これにて
審理を終了して判決に移ります。
ふう!
最後に ひとつだけこれを見てください!
ハッ!今さら なんだ。
そんなもの 今となってはなんの意味もない。
こっちは 裏です。
なんだと!?
重要なのは オモテ。
これは領収書なんです!
領収書だって?
いったい なんの?
ガラス製の電気スタンド。
事件の際倒れて割れたスタンドです。
裁判長!
その発行日は いつですか?
ええ 4月2日…ハッ!
4月2日…そう。まさに事件の前日です!
ぜ 前日だと!
ああっ…!
(バーン!)
つまり!あなたが綾里法律事務所に→
侵入したと証言した
3月の終わりには→
あのスタンドは
まだ なかったんです!
バカな…。
いくらウソを重ねても→
罪を逃れることは
絶対にできません!
ホ ホワァァァァット!
ホワット!ホワット!ホワット!!
裁判長!これでもまだ 僕に
有罪判決を下すおつもりですか!
むうう…。
ネヴァアアッ!
オレ…ぼかぁ 認めないぞ!
そこの生意気なギザギザがやったんだ!
裁判長 検察側はもう1日
審理の延長を要求する。
ほう?
再調査のうえ新たな証拠を提示したい。
逃がしてはダメよ!
今ここで決着をつけないと。
は はい!でも どうすれば…。
よろしい。この審理明日まで延期します。
そ そんな!
ハッ!とんだ茶番だね。
ぼかぁ これ以上の証言を
拒否する!
それじゃ 諸君。
グッバイ・フォーエバー!
待ちなさい!
な…なんだ これは。
《あれはさっき 千尋さんが
走り書きしていた…》
ば 馬鹿な…。
どうして このリストが。
あなたが これまで脅迫してきた→
政財界や有名人のリストよ。
なぜだ!あの晩 始末したはず。
あっ!
(真宵:千尋の声)
それがマスコミに公表されたらあなた一体 どうなるかしらね?
(小中)なっ…!
(真宵:千尋の声)リストはここに刻みつけてあるの。読み上げてあげましょうか。→
まずは 法務大臣の…。
スタァァァァ…ップ!
(小中)それだけは…やめてくれ。
そ それでは…!
(小中)認める 認めるよ。
ぼかぁ ぼかぁ…。
回想
(小中)それじゃ渡してもらおうか。→
そのリストをねぇ。
フッフッフ…。
(千尋)ハァ…あっ!
(小中)フッフッ。
(ガシャン!)
(千尋)はっ!!
フフフ。
(ゴンッ!)
♪♪~
現在
ぼかぁ ミス・チヒロを…殺した。